退院するぞ!2 | がんと共存を目指した夫を看取ったアラフィフ女子の徒然日記

がんと共存を目指した夫を看取ったアラフィフ女子の徒然日記

亡き夫のがん闘病記録と、アラフィフおひとり様徒然日記

13時近くになっても夫からの連絡がない。


これは退院は延期か?それなら今日こそは面会を1回パスさせてもらおう、などと考えているとLINEが来て、


「ソーシャルワーカーのKさんが病室に来て、奥様と話がしたいので14時に相談室に来てほしいだって。」


えっ⁉️あと1時間しかないんですけどびっくり


「あ、あと俺の方はいくつか検査して、コロナとインフルエンザと尿検査だったかな?感染症の心配はないんで退院OKらしい。」


そうですか。ではこれから参ります…。


14時少し前に相談室に到着しKさんと面談。


「昨日主治医からお話があったようですね。旦那様のご様子はいかがでしたか?」


「標準治療終了については主治医から説明をされ納得せざるをえない感じで、仕方がないと言っています。」


「そうですか。午前中にケアマネのNさんから連絡がありまして、訪問診療についてはMクリニックの利用を希望されているとうかがいました。先ほど私の方からMクリニックさんに受け入れ可能かとお電話してみたところ、来週から訪問OKとのことです。詳しい日程についてはMクリニックのSWからいちご大福さんの携帯にお電話していただくよう伝えます。」


「ありがとうございます。あと、訪問看護については来週の火曜日に契約と初回訪問に来てくださることになりました。」


「となると、急いでそれぞれの事業所にこれから情報提供資料を作成します。ご主人本日退院できることになったそうですので,退院時にお渡ししますが退院時間が遅くなってしまいますがよろしいですか?」


「大丈夫です、よろしくお願い致します。」


この時点で14:30。


病室へ行くと、夫は放射線を受けに行っており、その後ベッドにて胸部レントゲン撮影を行う。


その後、書類と訪問診療介入までの薬の調合待ちで病院を出たのは19時近く。この病院へ夫のことで通院するのは来週月曜の放射線で最後かと思うと感慨深いものが…途中まではありました。


しかし、6階の病棟から地下駐車場までゆっくりと歩くのも辛そうな夫を見ていると


訪問診療に切り替えればこのような苦労はしなくて良いのだな…というのが本音。


その後は、私の運転で無事帰宅。病棟を出て自宅のリビングのソファに腰掛けるまで約1時間ほどであったが、夫は憔悴しきっていた。