2019年の日記です
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去年12月から読んでいたD・メルツァーさんの『精神分析と美』(2010・みすず書房)をようやく読み終える。
何度読んでも難しい。
付箋やアンダーラインは増えてきたが、今回も何割、理解できたかやや疑問。
ブログにリポートを書こうと思ってパソコンの前に座るが、言葉が出てこず、しばらく頑張るが、断念。次回のお楽しみとなる。
しかし、今回初めて気づいたが(今ごろ気づくのも、我ながらどうかと思うが…)、メルツァーさんのこの本にキーツさんやシェイクスピアさんなどが出てくる。
ようやく精神分析の本の中に2人を見つけてうれしくなる。
キーツさんは昨年秋、岩波文庫の『キーツ書簡集』(1952)を古本屋から購入して読んでみたが、こちらもリポートができるのはまだ先になりそう。
キーツさんのいうあいまいさに耐える能力を、この本では、「消極能力」と訳しているし、キーツさんの本でも「消極的能力」と訳していて、「負の能力」よりいいような気もするが、あくまで素人の感想である。
また、メルツァーさんが詩や戯曲を分析しているのを読んで、やはり精神分析家のオグデンさんが同じように詩や小説を分析しているのを思い出した。
文学はやはりかなり精神分析に近い存在なのだろうな、と改めて思う。
もっともっと勉強が必要だ。 (2019.1 記)