戦争に反対をすることと弱いものを守ること-じーじのひとりごと | ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人)  

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 2015年のブログです
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 戦争反対の声が強い中で,安保法案が強行採決されました。
 これを見てもわかるとおり,戦争を起こすのはたいていは国家や政府です。
 国民が平和を望んでいても,国家がいろんな都合や思惑で戦争を始めてしまいます。
 戦争を始める国家と政府に国民が反対をするのは,過去の例を見てもなかなか難しいだろうと思います。
 国家と政府は,防衛力の増強だとか,武器輸出,機密保護とか安保法制,報道機関への圧力,さらには,原発や公共工事の強行とか教科書検定,国歌や国旗の強制,そして,おそらくは徴兵制の復活など,さまざまな手を使って,圧力を強めます。
 ですから,国家や政府が横暴を振るわないように,事前にいろいろな工夫が必要でしょう。
 急に国家や政府の暴走を止めようと思っても難しいだろうと思います。
 そのためには,まずは身近なところから弱いものいじめをしている国家や政府などをはじめとする権力に反対していくことが大切になりそうです。
 会社,役所,学校,農協,町内会,PTAなどなど,さまざまなところで,そこにもし弱いものいじめをする権力の横暴があるならば,その権力に反対していかなければならないと思います。
 それはとても勇気の必要なことですし,時には孤立をするようなこともあるかもしれません。
 しかし,弱いものを毅然として守る人権主義や民主主義,議論や発言の自由のないところでは,権力に反対することは難しくなると思います。
 勇気を持って権力や国家,政府に反対し,自由で責任のある議論をしていくことが,戦争に反対することに繋がりそうです。     (2015.7? 記)

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 2021年春の追記です

 弱いものいじめは今も続いています。

 福島第一原発の汚染水を海に流すこと、辺野古の工事強行、学術会議への介入、などなど。

 海外では、ミャンマーの軍や警察による住民虐殺、ロシアや中国による人権弾圧、各国での人種差別、その他もろもろ。

 暗い気持ちになりますが、まずは身のまわりから弱いものいじめにノーと声を上げていくしかありません。     (2021.4 記)

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 2022年3月の追記です

 ロシア政府がとうとうやってしまいました。ウクライナ侵略。

 自分の国を守るためには他国を侵略してもかまわないという口実は戦前の日本と同じ言い草です。

 侵略される側の国民の立場や尊厳はまったく考えられていません。

 さらに、酷いのは、ロシア政府内では1年前から軍事作戦が練られていたということ、ロシア国民だけでなく、ロシア軍の兵士にも説明がなかった点。

 侵略後も、ロシアの反戦デモを抑圧し、マスコミをつぶす横暴ぶり。

 酷いです。

 いつか、必ず、戦争犯罪人として裁かれなければならないと思います。    (2022.3 記)