16年前のあの日 雪が降ったのよ | プチ現実逃避カメラ

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私の成長記録です

昨日は長男の16歳のお誕生日でした。
私「ケーキ要る?」
長男「ほしい」
いるんか〜い!

 

 

 

ケーキ屋さんで

「チョコのプレートにメッセージを書きますか?」

と問われ、高校生の男子には要らないかなぁと思ったんだけど

長男「チョコ、食べたかったな」

いるんか〜い!

 

ろうそく何本お付けしますかと問われ

私「うーん、(16本も立てるの面倒だし)いりません」
(ちょっと困った感じのリアクションにて)
と言ってしまいましたが、とりあえず6本つけてくれました。
 
そのろうそくを自分でケーキに挿す長男です。
いるんか〜い!
 
 
いくつになっても、ろうそく「ふぅ」ってしたいんだね。
 
 
 
16年前になるんだな。
夕方陣痛がきて病院へ行き、その日の夜に生まれましたが、そのたった4〜5時間のうちに雪が積もり始めました。
夕方家を出る時はカラッとした天気で、雪が降るような寒さでもなく気配もなかったのに。
12月14日に雪が降る、そして積もる事はこちらでは珍しいです。
あなたが生まれたとき、雪が降ったのよ。
 
3626gときょうだいの中でも一番大きく(うちは3人とも3000g超え)生まれました。
分娩室での長男とのご対面は、義父のクローンみたいなのが出て来て、立ち会ってくれた母と顔を見合わせ、ただ苦笑い。
頭囲より胸囲が大きいという鳩胸くんでした。
赤ちゃんは一番大きな頭が出ればあとは全身するっと出て来るはずなのに、鳩胸がまた引っかかるという二度の苦しみを味わう私。
「お前を小顔に産んでやったのは私の頑張りがあったからや!」
ってつい口から出そうになるのを堪えています。
 
長女はその時2歳、生まれたての赤ちゃんに興味津々。
でも母子別室の病院だったため、そろそろ離れ離れの時間。
自分の弟を看護師さんに奪われると勘違いした長女は、病室で怒って泣きだし、なだめるのが大変でした。
とりあえず私も一仕事終えてお腹空いたし、おにぎりでも食べよか~(笑)
 
あの頃、とにかく長女が可愛くて、新たな命を可愛いと思えなかったらどうしよう、と不安になっていました。
そんな心配は生まれて来た子を見たら瞬時に吹っ飛ぶもの。
そしてこれまで可愛い可愛いしてきた長女の存在がほんの少し困りものに思えたのも本音。
ちょっとだけ長女に強く当たった時期もありました。
あの時はごめんなさい。
 
授乳時間になると他の赤ちゃんはお腹が空いて泣きだすのですが、長男はぐっすり眠っていたので、1度だけ授乳をすっ飛ばした事があります。
6時間ぶっ続けで眠る新生児すごっ(笑)
今でも彼はロングスリーパーっぽい。
 
 
大きく生みましたが、現在、170cm 53~4㎏の細身男子。
細身を買われ、ボート部で舵とりをしていますが、体重は55㎏以上という決め事があるため、試合時の計測前におにぎりと水分大量摂取で体重を増やしています。
そしてレース前までに体重元に戻します(笑)
 
小さいときからのんびり屋で苦労しました。
だけど彼は穏やかで優しい男の子。
男子を産んだら、やんちゃしてお友達をケガさせたり謝りに行くことも覚悟していかなければ…
その覚悟の時は一度も訪れなかったです。
優しい反抗期ももう過ぎました。
 
 
 
16年前の記憶、忘れる前に残しておきます。