昨晩YouTubeで『【完全版】変な家』の動画がUPされていたので観ました。
「映画版が公開されネットでも配信された後だからかな?」と思っていたのですが、今朝のYahoo記事に『変な家』の翻訳小説が世界中で発売されるとあったので
そのタイミングに合わせた(本の宣伝も兼ねている)だけかと思ったら、【完全版】が元の小説を更にアップグレードしたものだと分かりました。
私は小説を読んでいないので元々の動画の『変な家』『変な家2』から映画版へと飛んだわけですが、観た原作ファンからはあまりに酷評だったので「『変な家2』以降の内容が小説とは異なるのかな?」と思っていたのです。
今回【完全版】を見て、原作は登場人物が多く人間関係(家系図)が ちょっと複雑すぎるので映画では簡略化したことによって内容も改変され?
何より作りがミステリーよりホラーに寄せていたのもあり、映画版の出来に不満だった原作者である雨穴氏の映画に対する憤りを自分の作品(動画)を新たにUPすることで反論したって感じかな?
映画より更に良いものを作って見返そうとした意気込みが ひしひしと伝わってきました。
これ以上、映画の評判の悪さ=原作(も実は面白くないのでは?)と見なされないようにってことでしょうね。
トータルで約1時間45分の動画なので、実質 映画ですよね。
しかも無料。ありがたい。
『【完全版】変な家』
あと小説を読んだ人の考察などを見ると どうも内容に「穴」(疑問点・抜けてる部分)があるらしく、それを補うためにも今回 完璧に書きたかったのかな?
ま、確かに この作品以外でも「ちょっと無理やりだな」「あの件はどこ行った?」「伏線なしに後から突然でてきたな」みたいな推理物としての掟破り的な部分もあるにはあるんだけどね。
【完全版】では書籍化もメタとして「事実とは異なり(書籍は)脚色していた」とし、「実は・・・」と今作で真相を明らかにした。
ひとひねり、ふたひねりあって、なるほど!と面白かったです。
人を殺める(人体を欲する)動機を考えると左手供養のための因習めいたものより、むしろ現実的ですもんね。
ま、どちらもゾクゾクする怖さがあるのですが。
動画も以前のものを流用するのではなく画像・映像を多く使うことで よりイメージしやすく分かりやすくなっていました。
小説をよく読む人にとっては文章から映像を想像することは比較的たやすいけれど(今までの動画も会話劇中心)、そういった層ばかりではないので見て分かりやすくしたんでしょう。
皆さんも秋の夜長、ミステリー(小説・動画)に耽るのは いかがでしょうか?
『【雨穴ホラーミステリー】あの日、彼らは何をした』
長編で約1時間半あります
『【奇妙なブログ】消えていくカナの日記』
短編です
『爪あつめ』
短編です
なんだかんだで私はこれが一番好きかも
シュールで土着的な感じで実話とされる昔話も
悲しい物語で、「やぐら」が怖いんじゃなく
誰が泣くか賭けをしたり
子どもに石を投げる町人が実は一番怖いってやつ





























































































