『ベイビーわるきゅーれ』(ベビわる)の前身の映画ってことで『ある用務員』を観ました。
公式サイトからお借りしています
何の前情報もないまま観始めたんだけど、主人公の用務員を見て「あれ?これって福士くん?」と思って調べたらビンゴ
あ、福士くんって言っても蒼汰じゃなく誠治の方です(どっちも好きだけど、誠治が より好き。映画『東京島』で好きになった)。
ヤクザ組長(山路和弘)に拾われた男の子(後の福士誠治)が高校の用務員となって、抗争から組長の娘(芋生悠)を守るって話。
用務員が組長に自分の父親(も元ヤクザ:野間口徹)を殺されたことを知っても、育ててくれた恩義からか組長をなかなか殺せず葛藤するシーンは良かったし
組長の妾の子(前野朋哉)を一見 普通の人っぽく見せながらも、ヤクザ連中を拳銃で容赦なくパンパン撃ちまくる様は怖かったな
「福士くんはアクションできるの?」って思っていたけど、やっぱりスタント専門の人達に比べたら全然キレも迫力もなかったのが ちょっと残念だったけど・・・。
予算(ギャラ)的なこともあるだろうし年齢的なこともあるだろうけど、せっかくの初主演映画だから もっと爪痕を残してほしかったかな。
主役二人(福士誠治・芋生悠)が一番キャラも顔も地味なんだよね 華がないというか。
セリフもほとんどなくて、大人しくて無気力な感じ。
ヤクザの子どもだけど普通の人っぽくありたい(見せたい)から・・っていう思惑が あるからなのかもしれないけれども。
用務員(暗殺者)とJK(組長娘)
Amazonから画像をスクショしています
『ベビわる』の二人は『ベビわる』と全く同じキャラだったけど名前が「ちさと」「まひろ」じゃなく「リカ」「シホ」で違った(ま、殺されるから別人にしとかないとね)。
伊澤さん(『ベビわる』のまひろ)は この頃はスッキリ痩せててシャープだね。
彼女のシーンが、この作品内のアクションの一番の見せ場だったかな。
やっぱり かっこいいね、痺れる
公式サイトから画像を
スクショ加工しています
ラスト、用務員と組長の娘が普通に会話しているシーンがあって「数か月後の話かな?」と一瞬思ったんだけど結局は死ぬ間際の
(死んだのか?は不明)用務員の想像(幻影)で
きっと二人ともヤクザの家に生まれていなければ こういった普通の生活が送れていたのかもしれないなぁ・・と思ったら本当に不憫に思えました
自らヤクザの世界に足を踏み入れたのなら仕方がないけど、出自はどうしようもないもんね。
これも親ガチャなんだなぁ。
【ある用務員】予告編
最後に『ベビわる』主人公のちさと役の髙石あかりちゃんが朝ドラ『ばけばけ』のヒロインに選ばれました。
深夜枠女優から大出世だね、おめでとう~