酒蔵通りで昔ながらの建物の外観を見て回ることにしました。
私は京町家や武家屋敷なんかの建物が好きなので、普通にこういうものを見ながらブラブラ歩くのは大好きです
今回、ちょっと画像が多くてすみません。
恵比寿様
毎年1月19日には、朝早くからこの通りで恵比寿様に お供えする『鮒(ふな)の市』が開催されます。
本来、恵比寿様にお供えするのは鯛なのですが鯛は有明海では獲れないこと、また高価なことから形が似た鮒(ふな)をお供えするんだそう。
鮒に昆布を巻き、ゴボウ 大根 人参などと一緒に一昼夜ほど煮たものを『フナンコグイ』と呼び、この地域の代表的な郷土料理となっています。
ちなみに佐賀は恵比寿様の数が日本一なんだそうです
こちらは1日1組限定の『御宿 富久千代』です(1泊2食 1名88,000円~)。
立派な茅葺屋根
富久千代酒造は酒蔵通りから少し離れた場所にあり、大正末期の創業と比較的新しい蔵元です。
「鍋島」ブランドの大吟醸が2011年のIWC(ロンドンで開催される世界的 酒類コンテスト)の日本酒部門で最優秀賞に輝き、一躍 有名銘柄となったんだとか。
こちらは光武酒造場で創業は元禄元年(1688年)。
20年ほど前から焼酎も造るようになり、佐賀では珍しい芋焼酎なども製造販売されています。
板壁が素敵
向かいのお家の表札が「光武」さんで、それを発見した夫がなんか興奮していました
こちらも1日1組限定のお宿『茜さす』
上記の『御宿 富久千代』さんよりもリーズナブルなので(半額以下)、いつかこんな お宿でのんびり過ごせたらなぁ。
大きな瓶(かめ)が目印
中島酒造
ここ浜町の中で最も古い酒屋さんで、奥座敷は天保年間と推定されています。
佐賀が舞台の映画『次郎物語』(1987年)のロケでこちらの建物が使われたそう。
お酒の販売はしていますが酒造りはしていない模様。
山口宗昭家住宅(山口醤油屋)
江戸時代には武士で元武士の家らしく格調高い造りとなっています。
1階の茶系(格子や板壁)と2階の白壁(格子状の“なまこ壁”かな?)で全く素材や造りが違うのが面白くてカッコイイですね。
公民館
横張りの板壁で、少し洋風な趣が良い
煙突が目立つ飯盛酒造(酒造りは現在行われていません)。
「玉の香」(←以前 造られていたお酒の銘柄)と書かれたレンガ造りの煙突は大正時代の物で登録有形文化財に指定されています。
以前は「乾盃(かんぱい)」という代表銘柄のお酒を製造しており、現在は粕漬けなどの お漬物が販売されています。
※この奥へ行くと茅葺屋根の元 武家屋敷 旧 乗田家住宅があり、内部も無料で見学できたみたいなのですが
事前リサーチが不十分で行けませんでした。すぐ近くだったのに残念
ちなみに内部は、こんな感じだそう
画像をお借りしました
茅葺屋根のお宅。
パッと見、この先はなさそう(?)だったので、ここで引き返しました。
すっかり雨も上がり青空が。
風輪
鬼瓦がたくさん
左と右、全くテイストが違って面白い
窓と窓枠が可愛い
白壁眩しい酒蔵通り
昔のゲーム(10円!)や筋トレグッズ
などがあり、夫が楽しんでいました
建物を囲むように水路が張り巡らされています。
単純に湿気が凄そうで建物が傷みやすそう。
水が綺麗で小魚がたくさん泳いでいました
25cm位の結構大きめの魚も!
夫いわくカニもいたそうです
呉竹酒造
昭和8年に建てられた母屋と土蔵は この通りで最も大きく、当時の経済力を反映してケヤキなどが使われています。
現在 酒造りは行われていないものの土蔵でコンサートなどのイベントで利用されているとか。
真っ白な壁が印象的な土蔵
酒蔵通り入口に戻って、観光酒蔵『肥前屋』のお向かいにあるのは久留米絣のお店『絣工房 月の子』
入口から奥まで突き抜けている
この通りにある普通の住宅も、景観をそこなわないよう同じような白壁の造りにされていました
事前予約をすればガイド付きで より詳しい有料案内もして頂けますよ
次回で最後『空中海中鳥居』です。(寝ぼけて空中って書いてしまったけど、空中にあったらヤバイなw)