本日発売のシオエク18巻が届きましたよ~
待ちきれず、早速 読みました。
前巻から第二章(?)が始まり、舞台はアメリカと日本に。
《あらすじ》
※※※※※
前半はジミ(&シオリ)達『The 27 Club』の曲作りのお話。
一流のアーティストは妥協を一切許さず、ジミはセッション後「もう一回 もう一回」と人差し指を上げ続ける。
“器”である憑依されている現世のメンバー(奏者)らは「これで完成でいいんじゃないか?」と言うけれど
カートは「妥協した瞬間からバンドはゆっくり死んでいく」と。
曲のアイディアを出し続ける様を見ている現世メンバーは「まさに神々の談合・・・僕らには足を踏み入れられない聖域だよね・・・」と呟く中、
煮詰まったムードに一石を投じたのがシオリだった。
なんとジミのこれ以上ない極上の8小節ギターソロを、あえて半分の4小節に削ってしまったのだ。
それにOKを出すジミや『The 27 Club』の面々。
またジミの故郷へ行き、生い立ちや これまでのことを振り返った結果、“最高傑作”のタイトルはジミとシオリの出会いともなった『Closet』に決まる。
後半はシオリが抜けた後の『シオリ エクスペリエンス』のお話。
ライヴを演るものの「高校生にしては上手いバンド」止まり。
その現実をまざまざと突き付けられ「考えろ 悩め 苦しめ 試せ 話し合え ケンカせぇ」
「それができるのんが「人とやる音楽(バンド)」やろ」と、すばる先生にハッパをかけられるシオエクメンバー。
皆で話し合った結果、新しいギタリストを入れようとオーディションをすることに。
プリンスの頭の中には、おじさん(=本田丈二)がイメージとしてあるけれど、連絡もつかないしオーディションには来ないよね・・と思いきや
オーディションも終わった頃にボロボロな丈二がやってくる。
しかもオーディションに来たわけではなく「金・・・貸してくんない?」「俺もう 音楽(バンド)はやらねぇんだ」と。
そこでプリンスは“ラストステージ”としてオーディション会場内へ丈二を呼び、彼が演奏したのはジミの『パープル・ヘイズ』
最後「俺・・・音楽(バンド)がやりたい・・・」と号泣する丈二。
果たしてオーディションの結果は?
※※※※※
今回も起承転結のまだ「起」の部分かな?
これから、どんどん二つのバンドが動き始めますね。
シオリは『The 27 Club』に影響を与えているけれど、単なる“器”ではなく 意見をどんどん言える いちメンバーになりつつある・・のか?
ジミヘンの幼少期の話を知らなかったので「辛い過去だな・・」と思いながら読んでいたけれど(私も音楽に救われたから気持ちは解る)
父親じゃなく母親とは暮せなかったのかなぁ。
そして暴力的な父親でも、ギターを買ってくれたんだね。
見開き2ページ使った、ギターを抱えて嬉しそうなジミ少年の絵を見てジーンとしてしまいました。
オーディションに来た秋田弁の松田くんも良いキャラだし、やっぱり松田(マツダ)だから それなりに重要なポジションだったりするんじゃないかなぁ?どうなんだろ?
(※シオエクメンバーは名前にホンダ・イスズ・プリンス・ダイハツ・カワサキ・メグロ・ミツオカ等、車やバイクメーカーの名が付いている。他にも先生でヒノやスバルも)
丈二は丈二で頑張ってほしいけどね。
皆、悩んで成長する。
その中でも高みを目指すためには「色々試すこと(やってみること)が大事」って印象を受けた巻かな。
話変わって 3/5、6 両国国技館で行われた『ギタージャンボリー2022』のダイジェスト版が昨日BSで放映されましたが
出演者を知らないまま観ていて「民生出るだろう」と思ったら出なかったー
最後(最初にも出た)布袋がアンコールとして再度登場し『POISON』演ってくれたの嬉しかったけど(好きな曲なので)。
珍しいアコギ姿の布袋や、ヒリヒリした歌詞が突き刺さる竹原ピストル、オフマイクで『さくら』を歌う直太朗とか(めっちゃ声通る。すごい声量でびっくり)
たくさんの観客が入っていて「こんな光景久しぶりや」と目を潤ませているトータスなどなど色々見どころがありました