世代ごとの役割「優しい会社」優しい会社/著者不明¥1,680Amazon.co.jp自分もタイムスリップして若き日の上司と働いてみたい!と思いました。まあ、それは無理としても、それぞれの時代に即した「役割」があるということ。自分と異なる世代を、役割という観点で見てみることで、お互いの理解が深まるのだと思います。私は主人公と世代が近いのです。今の時代の中で、必要なものを取りまとめて、不要と思われるものは捨て、次世代にバトンを渡していきたい。
北の繁華街を疾走!「バーにかかってきた電話」バーにかかってきた電話 (ハヤカワ文庫JA)/東 直己¥798Amazon.co.jp札幌ススキノの便利屋探偵である「俺」は、行きつけのバーにかかってきた電話である依頼を受ける。依頼を果たしたことで命を狙われた「俺」は、地上げにかかわる放火事件に巻き込まれていき依頼者が死んだ女性を名のっていたことを知る。映画「探偵はBARにいる」の原作ということで、また、札幌のススキノを舞台にしていること、ラストにどんでん返しがあるということで読み始めました。主人公の「俺」の軽妙な会話は、韻を踏んでいるかのようにテンポがいいです。個人的には相田と高田を紹介し合う場面が好きです。謎の人物の正体が明かされた後のラストは凄惨なものにも関わらず不思議な余韻が残りました。「朝さわやかに目覚めるために生きている訳ではない」朝さわやかに目覚めることが目的(?)になっていた自分に気付かせてくれたセリフです。
待望の文庫化!「楊令伝 1 玄旗の章」猛暑が続いてますが、関東ではようやく暑さが和らいでくるそうです。もうすぐ秋ですね。おととしぐらいに、「水滸伝」を本屋で見つけました。「三国志」は昔から好きだったので、「水滸伝」もあらすじを押さえておこうという軽い気持ちで手に取りました。水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44)/北方 謙三¥630Amazon.co.jpその後、敵味方を問わず、次々と出てくる個性的な登場人物たちに魅了され、相当熱くなりながら読み進み、全19巻を読破しました。いわゆる「北方水滸伝」は、従来からある水滸伝を解体して組み立て直した著者独自の水滸伝です。私は従来の水滸伝を読んでいないので「北方水滸伝」の登場人物が頭にインプットされています。なので、昔からの水滸伝ファンの人と話をすると微妙に話が噛み合わなかったりします(笑)ただそんな違いを確認していくのも楽しいです。最近、「水滸伝」の続編である「楊令伝」がようやく文庫化されました。楊令伝 1 玄旗の章 (集英社文庫)/北方 謙三¥630Amazon.co.jpシリーズ第1巻は、梁山泊陥落から3年後、生き残ったメンバーのその後から始まります。新シリーズの登場人物の顔見せがメインのお話でしたが今後の展開が楽しみです。