いよいよ本格的な冬到来ですね。
最近はミステリー小説を中心に本を買い込み、
読書に励んでました。
この本は「大人のための小説」と新聞に載っていたので、
思わず購入してしまいましたが、
とても読み応えがありました。
隠蔽捜査 (新潮文庫)/今野 敏

¥620
Amazon.co.jp
廃工場の敷地内で発生した射殺事件は
暴力団同士の抗争と思われたが、
被害者が過去の重大事件に関わっていたことがわかる。
やがて起こる連続殺人は
警察組織を揺るがす大事件に発展していくが
警察庁長官官房の総務課長、竜崎は
家族の不祥事に頭を悩ませながらも
事件に真正面から対決していく。
***********************
主人公の竜崎は付き合い安い人物ではないと思います。
彼の立場はエリート。
どれくらいエリートかというと、
竜崎とは幼なじみでもある
迷コンビ(?)の伊丹は
警視庁の刑事部長です。
刑事部長は県警のトップで、雲の上の存在。
主人公の竜崎はその刑事部長より、さらに格上になります。
そのため、竜崎は捜査本部には顔を出すものの、
事件現場には行きませんし、
もちろん犯人との銃撃戦などもありません。
ストーリーの大半が警察内部の話であるのに、
展開がとてもスリリングに感じたのは、
竜崎の使命感に突き動かされた姿からでしょうか?
組織の中間ポジションに悩んでいる人、
そして家族を抱えている人には、
きっと共感できるストーリだと感じました。
(おまけ)
コミックの「ナニワ金融道」には、
主人公の灰原が接待の席で、大阪府警のトップである刑事部長を
「部長刑事(=巡査部長の刑事、警察官の俗称)」と呼び間違えるという
失態をする場面があります。
ナニワ金融道 全10巻セット 講談社漫画文庫/青木 雄二

¥7,581
Amazon.co.jp
この話を読むと「刑事部長」の格がよくわかります。

