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花鳥風月 読書ログと四季の記録

晴耕雨読の日々とはいかず、自由になる時間も減りましたが
「忙中、閑有り!」
日々、読んだ本の感想を書きつづっています。
たくさんアウトプットしていきます。

こんにちは!
いよいよ本格的な冬到来ですね。

最近はミステリー小説を中心に本を買い込み、
読書に励んでました。

この本は「大人のための小説」と新聞に載っていたので、
思わず購入してしまいましたが、
とても読み応えがありました。

隠蔽捜査 (新潮文庫)/今野 敏

¥620
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廃工場の敷地内で発生した射殺事件は
暴力団同士の抗争と思われたが、
被害者が過去の重大事件に関わっていたことがわかる。

やがて起こる連続殺人は
警察組織を揺るがす大事件に発展していくが

警察庁長官官房の総務課長、竜崎は
家族の不祥事に頭を悩ませながらも
事件に真正面から対決していく。

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主人公の竜崎は付き合い安い人物ではないと思います。
彼の立場はエリート。

どれくらいエリートかというと、

竜崎とは幼なじみでもある
迷コンビ(?)の伊丹は
警視庁の刑事部長です。

刑事部長は県警のトップで、雲の上の存在。
主人公の竜崎はその刑事部長より、さらに格上になります。

そのため、竜崎は捜査本部には顔を出すものの、
事件現場には行きませんし、
もちろん犯人との銃撃戦などもありません。

ストーリーの大半が警察内部の話であるのに、
展開がとてもスリリングに感じたのは、
竜崎の使命感に突き動かされた姿からでしょうか?

組織の中間ポジションに悩んでいる人、
そして家族を抱えている人には、
きっと共感できるストーリだと感じました。

(おまけ)
コミックの「ナニワ金融道」には、
主人公の灰原が接待の席で、大阪府警のトップである刑事部長を
「部長刑事(=巡査部長の刑事、警察官の俗称)」と呼び間違えるという
失態をする場面があります。

ナニワ金融道 全10巻セット 講談社漫画文庫/青木 雄二

¥7,581
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この話を読むと「刑事部長」の格がよくわかります。




下世話の作法 (祥伝社黄金文庫)/ビートたけし

¥580
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下世話と下品を自認する著者が
「粋で品のいい生き方」を追求した一冊。

作法とは「相手を喜ばせること」
下町の爆笑エピソードの中に、
相手を喜ばせる、気持ちのいい生き方が書かれています。

高倉健、渡哲也といった俳優とのエピソード。

特に緒形拳の俳優としての評価は、著者にしか書けないものだと思いました。

この本を読んで考えたのは、
もっと下品にガツガツとやって、
勝てばいいんだという考え方もある。

それなのに、自分が「粋」に憧れるのはなぜだろうか?

気取るわけではないけれど
「上品」な生き方に憧れるのはなぜだろう?

この本には「日本の原点に戻れ」とあるが、「日本人」だからというのは、少し違う気がする。

でも、こんな時代に「得」するわけでもないが、粋で品のいい生き方をしていきたい。

そう思いました。

粋→気持ちや身なりがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気を持っていること。
(広辞苑)


蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)/乾 くるみ

¥660
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ミステリーファンが集う「蒼林堂古書店」。

百円以上の買い物をしたお客には珈琲がふるまわれ、
カウンター席が空いていれば何時間でも居座れるお店。

ささやかな謎が解き明かされる14章の短編集を
ほのぼのとした気持ちで読み終わりました。

店長で書評家の林雅賀の「ミステリ案内」を読むと、
またまだ面白そうな、未読のミステリーが
たくさんあり、
楽しみな気持ちになりました。

乾くるみ作品らしく、ラストの1行に
微笑ましく、にんまりとさせられました。