花鳥風月 読書ログと四季の記録 -16ページ目

花鳥風月 読書ログと四季の記録

晴耕雨読の日々とはいかず、自由になる時間も減りましたが
「忙中、閑有り!」
日々、読んだ本の感想を書きつづっています。
たくさんアウトプットしていきます。

私に売れないモノはない! (Forest 2545 Shinsyo)/ジョー・ジラード

¥945
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自動車販売を営む著者が記す「なぜ、私は世界一のセールスマンになれたか?」

著者自身が書いてますが、セールスに魔法の言葉や決まり文句などはなく、
「際限なく頭を働かせること」が大事ということがよくわかりました。
("魔法の言葉"が書かれている章もありますが…)

全編を通じて感じたのが、"お客を尊重する"という姿勢です。
セールスを通じて得られるのは、お金と「友情」!!

他の自動車セールスマンが顧客をムーチ(うろつく、ねだるの意味)と呼んでいるのを尻目に、
感情と欲求を持ったひとりの人間として認める。

「一生懸命働いて収入を得て、本当に何かを買いたいと思っている」人という前提で向きあう。
そして、顧客への感謝の気持ちは忘れない。

私は著者を一匹狼と思っていましたが、実はまわりの協力をひじょうに大事にしていて、
改めて、ひとりでできる仕事はないということを認識させられました。

最後まで読み、著者のジラードはセールスマンというよりも、
顧客の心理をうまく読む"心理カウンセラー"だと感じだ次第です。
勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」~自分ブランドで課題克服(NHK出版生活人新書)/勝間和代

¥735
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一見、対照的な藤巻幸夫と勝間和代が、それぞれの仕事学を語った一冊。
巻末にはお二人の対談もあります。

この本を購入したのは、本屋で立ち読みをした時に、気になるフレーズがあったからです。
「普通の人事評価ならば、複雑系/冷静な人、つまり物静かで思慮深い人は損をします。」

思慮深さはさておき、物静かさでは定評のある私。

そうか、それで査定が今ひとつなのか…と納得する(?)と共に、そういう人にも仕事の方法や段取りを考えさせると能力を開花させることがあるとのこと。

本書の前半は藤巻さんのパートなのですが、全社員の面接結果をもとにして、人材マトリックスに落とし込み、最適な居場所や組み合わせを考えるというやり方に、組織の人材の活用方法を学びました。

ここまで組織に対して本気になれるからこそ、組織も活性化していく。
そう思いました。

後半の勝間さんのパートには、今までの勝間本の内容がコンパクトにまとめられているという印象を受けました。

「0.2%の改善」については考えさせられました。
実は0.2%でもすごいということは、本書の説明でよくわかりましたが、実際のところ、長期的な視野を持たないと、積み上がって結果が出てくるまで、0.2%というわずかな進歩に耐えられない人も多いと思います。

目先の結果を期待するのではなく、長期的にみた損得を考えていきたいです。
火車 (新潮文庫)/宮部 みゆき

¥900
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週末はミステリー!

休職中の刑事、本間のもとに親戚の若い男性から、失踪した婚約者を探してほしいという依頼が舞い込んでくる。気の進まないまま、独自に捜索を進める本間だったが、幸せを求めながらも、クレジット社会に翻弄された女性たちの悲劇が浮かび上がってきた。

読みごたえがありました。
やや分厚い文庫本でしたが、話の中に入り込んでしまい、どんどん読み進めることができました。

クレジットカードで多額の借金を抱えるという話がでてきます。
この本は平成4年の刊行です。
現在は平成22年ですが、状況はよくなっているのでしょうか?
ますます悪くなっているのでしょうか?

ラストは「ここで終わり?」と驚きましたが、読み手の想像が広がっていく終わり方だとも感じました。

犯人とされる人物。
その顔はどんな顔でも当てはまる、顔のない人物。
現代社会の「ぽっかりと空いた穴」に落ちる可能性のある、どんな人にも当てはまる顔なのだ。

そんなことを考えました。