こんにちは、岡田歩です。(自己紹介はこちら)
最近、ある方がメンタル・ブロックについて話しているのを聞きました。
私はブロックという言葉はほぼ使わないんですが
ふと、気になって調べたら、なんと大辞林に載っていました。
何か行動を起こそうとするときに思い浮かぶ
「できるわけがない」「失敗する」「こうしなければならない」といった
否定的な思い込みや固定観念。
また、それによって行動が抑制されてしまう状態。
なるほど~。
辞書に載るほど広まっている概念なのね。
そうゆう思い込みや状態は
私もたくさん思い当たるものがあります。
だから、もう何十年も前から
心のことに興味を持ち始めたわけですから。
でも個人的には
「ブロック」という言葉はあまり好きじゃないんです。
ブロックって、「かたまり・障害・角材」といった意味だから
ブロック、ブロックと言っていると
そこにブロック塀のように障害物的なものが「ある」ような意識を
持ってしまいそうで...
負の感情を全般的にメンタルブロックと呼ぶ人もいれば
「ありのままの自分であってはいけない」
「見えてはいけない」
「人に近づいてはいけない」
などの観念をそう呼ぶ人もいます。
そうした観念や負の感情が
ブロックとして行動を抑制しているように
見えるけれど
本当のところは
何かがあなたにガンガン抵抗してきたり
障害物がそこに置かれているのではなくて
(そんなような気分にはなるけれど)
自分が差し出せない何かがあるんです。
大切なものを受け取るためには
自分のポケットを殻にする必要があるんだけれど
ポケットの中のものを差し出せない。
ポケットの中にあって差し出せないものは
あなたが紡いでいる物語
自分の思うままに話したり、行動していたら
怒られた、嫌われた。
人を傷つけてしまった。
究極の物語は
そんなことをしたら生きていけない。
そうした物語をチャラにするということが
差し出すことです。
ポケットの中のものを差し出すのが
とても怖く感じられます。
(萌えるけれど怖いことをやってみることは
ポケットの中を空っぽにすることに役立つよ)
「ブロックあるわけじゃなくて
あなたが自分で自分を苦しめているんですよね」
みたいなことを言いたいんじゃ全然ないの。
逆、逆!
メンタルブロック=ポケットの中を空っぽにできない
状態に今いるとしたら
それはきっと
自分を大切にしようとしているってことです。
人間の自我は
「ポケットの中のものを差し出すのがめっちゃ嫌」
というお作りになってます。
それだけじゃなくて
脳と身体のお作りもそうなってます。
(脳と感情の働きと幸せの関係
https://ameblo.jp/reconnect99/entry-12828553173.html)
自我も身体もポケットの中のものを差し出すのが
めっちゃ嫌だというお作りにもかかわらず
それでも、わたしたちには、何かやってみたい気持ちが起きるし
自由になりたい、幸せでありたい、満たされたい、しかも
自分だけじゃなくて自分の世界がそうなったらいいな。
そんな思いが起こります。
その思いが本当にあなたにとって
大切なことだからなんじゃないかな?
だからさ、メンタルブロックやら抵抗が見えてきたら
それがどんだけしつこくても
「ああ、今、私は本当に大切なものを
マジ大切にしようとしつつあるんだ」
って ことを受け取ろうよ!