三菱電機の温水器の修理 | きりんのブログ

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妻がブログを始めたのでいろいろとネタを提供するも、ある時から「よーわからん」ということで、解説とか書き始めました。

ある日の夜、妻から

「お風呂にお湯を張ろうとしてもP00のメッセージが出てお湯張りができない。

シャワーのお湯は出たそうなのでシャワーでお湯を溜めてお風呂に入った」

とのこと

ブレーカーを落としてもリセットされない。

 

外の温水器のパネルを開けてみる。

右中央あたりにみえるのが制御基板

3~4年前にはこの基板を調べてはんだの割れている部分を

再ハンダしなおしたがここが原因ではなく。温度調整用の弁

のモーターが原因だった。

 

 

基板の「リセット5秒押し」ボタンを押すと・・・

 

本体右上の温度調整をしているであろうモーターから

「ブブブブブブブブブブブブブブブブブ・・・・・・」という音がして

しばらくすると止まる。

どうやらこのモーターらしい。

 

 

モーターを取り外し、コネクタを切り離すと何本かサビていた。

導通には影響がなさそうでしたので、きれいにして接点復活剤

を塗っておきました。

モーターの型番は HMD-K0103 ステッピングモーター

 

カバーをあけてみる。

 

ステッピングモーターの動きが悪いのでカシメを外して開けてみる。

外周に何か付着しているので清掃。

 

コア側にも何か付着物が。

白い樹脂のギヤ部分と黒い部分がガタが大きく空回りしている。

 

コア側の底の部分に触れると「ポロっ」と取れてしまった。

よく見ると割れしまっている様子。

 

コアの部分のガタと空回りを無くすため、

白い樹脂のギヤに黒い部品が少しきつめ

になるようにマスキングテープを貼り、

その上から黒い部品を押し込んで固定をしました。

これによって、モーターがスムーズに回るようになりました。

 

ステッピングモーターのギヤの位置は、ケース側にもその角度が

しめされていますが、温水器に取り付けてリセットボタンを押すと

自動的に315°の位置になりました。

 

温水器側の調整弁のノブにもメモリがありますので、

ステッピングモーター取付の際には同じ位置にあわせてあげる必要があります。

 

ステッピングモーターを本体に取り付けて最終的にリセットボタンを

押して異音も無く、

試しに「お湯張り」をしてみるとエラーなくお湯が脹れました。

 

不具合発生の度に自力でお金をかけずに修理していますが

製造が2003年ということを考えると製造から15年が経過し

モーター以外にもパッキンやヒーターもダメになってそのうち

他の不具合も発生してくると思います。

そろそろ交換時期なのかもそれません。

 

 

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