【T】 御大、死神説。――落語「死神」に学ぶ、運命の分岐点

こんにちは。とっきーです。

落語の「死神」ってご存じでしょうか。貧乏でどうしようもなくなった男の前に、死神が現れて、「人の寿命が見える方法」を教える話。病人のそばに立つ死神の位置で、その人が助かるかどうかがわかる、というやつです。で、調子に乗った男が、だんだん危ない橋を渡っていく……という、まあ人間らしいお話なんですが。去年、お芝居で観たときに、やけに印象に残っていて。ふと思ったんですよね。
……あれ?これ、あの方に似てない?って。
■落語の「死神」、簡単に知りたい方はこちら。
(数分で全体の流れがつかめます)
やってることはちょっと近い。寿命が見えるとかじゃなくて、「そのまま行くとどうなるか」を、さらっと言う。しかも、変にオブラートに包まずに。こっちの都合とかは、一切お構いなしで。「それ、こうなるで」「今やらんと遅れるで」「そっち行ったら詰むで」……みたいなことを、笑いながら。
で、聞いた側は、「いやいやいやw」「ちょっと極端じゃないですか?」「さすがにそれは…」と、スルー。……が。あとから、ちゃんと回収。あの時の一言、あれ、こういうことだったのか、と。ここで初めて、背筋がぞわっとする。
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落語の死神は、ろうそくの長さで寿命を教えてくれるけど。御大の場合は、長さじゃない。「火をつけるかどうか」。やるのか、やらないのか。その一点。優しいのかなんなのか、未だによくわからないけれどw……まあ、待ってはくれない。
超個人的な希望として、
この“落語家スタイルの御大”を一度見てみたい。
■米津玄師 - 死神
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で、結局のところ。

言われたことをやるか、やらないかで、その後の流れはきれいに分かれていく。ろうそくの火が伸びるのか、それともそのまま消えるのか。決めているのは、たぶんこっち側。御大はただ、「ほら、そこ分岐やで」と指さしてるだけ。……あじゃらかもくれん、てけれっつのぱ。いやほんと、笑えない。
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