好きで好きで
好きすぎてたまらない
私の姉は7歳年上
私が物心ついたときには
その背中は母よりも大きく
そして、毎日私のお世話をしてくれたのは
私の記憶の中では
母よりもおねぇちゃんでした
食事をとり分けてくれるのも姉
食べこぼしを拾って
叱ったり
じっとそばでみていろいろ言ってくるのも姉
着替えを用意したり
手伝ってくれるのも姉
小学校の入学の時の
補助バッグや靴入れなどの手作り品を
作ってくれたのも姉で
そのとき姉は中学1年
手芸教室を開けるほどの腕前の
祖母のサポートもあったのか?
それはそれはかわいくて
だれも持っていないような
素敵なバッグを作ってくれて
みんなからうらやましがられて
とてもとても自慢でした
幼いころ私が住んでいたのは
ものすごいへき地で
私の住んでいた家のほかに2件
固まって建っているのですが
次の隣の家に行くのは
幼い私を連れて歩くと
15分くらいかかるようなそんな田舎で
私は転居して幼稚園に上がるまでは
同じ年齢の子どもを見たことがありませんでした
姉がすべて!
おねぇちゃんが好きすぎてたまりません
おねぇちゃんが帰ってくるのが
待ち遠しくて待ち遠しくて
おねぇちゃんが振り向いてくれて
笑ってくれると
それはもう
嬉しくて嬉しくて
はぁはぁと、
息を切らしながら
尻尾を振ってついて回る
子犬のように
姉の後ろをついて回っていました
おねぇちゃん
おねぇちゃん
そうやって、ついてくる妹を姉も
すごくかわいがってくれました
姉なりに
可愛がってくれるときは
溺愛
でもそうとばかりはいきません
だってね
考えてみてください
私が4歳の時
姉はまだ11歳ですよ
子どもです
しかもね
7歳まで
一人っ子として両親の愛情を一心に受けて・・・
うーん、姉はもっともっと受けたかったみたいですが
ちょうだいちょうだいと
甘えてもいても
自分だけだったところに
突然の妹の出現ですよ
毎日の暮らしの中で
その暗転は
突然やってきます
姉の不機嫌のツボがどこにあるのか
幼い私にはわかりませんでした
次回、大好きすぎて大嫌いな姉のダークサイド
苦手な方は
③は飛ばしてね
この話は、まだまだこれからです
*****************************
このシリーズは
きょうだいの葛藤からの大転換を描いたものです
だけど兄弟でなくても
あいつさえいなければ
私は絶対間違ってない
どう考えてもあいつがおかしい
そんな人との出逢い
だれしもあるのではないでしょうか?
夫や恋人、職場の上司
あなたにとって大切な誰かに対する苛立ちや諦め
ありませんか?
もしも
私たちの話が
誰かの気づきと変容のきっかけになれば幸いです
*****************************
笑顔と健康がますます広がりますように
今日もよい一日を♪