ヨガスタジオReBorn 茨木
自律神経という言葉は
誰もが知っている言葉だと思います。
勿論、私も自律神経については随分学んできました。
だから大概の働きについては知っているつもりでした。
いいえ、知っています。
知ってはいましたが、知っているだけでした。
知っている or 知っているだけ
この違い分かりますか?
自律神経の働きについては
ここに書いたから理解できるというものではありません。
けれど健康で過ごすためには、自律神経は最初からそして最後まで整える必要がある重要な働きです。
ですから、毎週のレッスンで随時丁寧にお伝えして参りますし、
ポージングでもその影響下にあることなど、きちんと理解していただきます。
指導していてよくぶつかる壁があります。
知っているのです。
何を訪ねても皆さん方は良くご存じなのです。
流石に情報過多の時代です。
ですが
知っているが故に
心に響きにくい=頭に入って行かない
という図式が出来上がってきます。
東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之氏によりますと、
『脳は受けた刺激に対して変化し続ける性質がある』
と言われます。
大人の脳も子供の脳と同じように、成長する事。
新しいことを学ぶと、脳に情報伝達の回路が出来る事。
その速度は大人になると穏やかになりますが、勉強を続ける限り回路は確実に増え、
新たな能力を身に付けられます。
その際、「好き、楽しい」と感じつつ学ぶことが大切と言います。
感情が記憶の定着に影響するためで、
「嫌だ」という気持ちがあるとストレスホルモンが分泌され、
記憶を司る海馬や前頭前野の脳細胞が委縮。
反対に好きだと思うとストレスが減り、脳は本来の機能を伸び伸びと発揮する。
又海馬の近くに位置して情報を司る偏桃体が、海馬の脳細胞に影響を与え、記憶の定着を強めます。
更に知的好奇心が強いほど、情報の記憶、操作と、高次認知機能を担う側頭頭頂部が委縮しにくいのです。
つまり脳のパフォーマンスは、感情によって左右される側面がある。
というのです。
荒っぽい言い方をすれば
知っている=学ぶ必要が無い。
端的に言えば、知っているが故に脳はワクワクしないのです。
でも困ったことに、
知っているだけで、それらのほとんどを理解出来ていない!
ということに気付いていないのです。
だから、
知っているだけでは何の役にも立たないどころか、
却って私たちの脳の成長を阻むことになる。
ということを、
無条件に受け入れて欲しいのです。
まして過去の情報は間違いだらけ。
特に医療に関する常識は、常識から非常識へと塗り替えられることも多くあります。
一から学び直しの時が来ています。
脳は何歳でも成長します。
嬉しい限り🥰
きのしたゆり
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