彼の生きたかった「今日」という一日 | 大阪 茨木のヨガスタジオ ReBorn茨木 妊活ヨガ大阪

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私の気分転換の1つに断捨離があります。

服だったり本だったり、何となく突然整理したくなるのですが、おそらく自分では気づいていない心理があると思うのです。

結果スッキリするので良しとします。

 

今日は、パソコンの中にあるファイルを見直して分類・整理・削除……などをしていると、気になるファイルを見つけました。

いつ、どこで見つけた文章か忘れましたが、ブログ記事にさせていただきます。

 

 

【今日という日】

 

小さな俊くんは最後、抗がん剤が効かなくなり、愛くるしかった「シュンシュン」の顔の形は変わっていきました。
親たちは、病室内の壁に掛かった鏡を慌てて取り外しました。
自分の顔を鏡で見て「お友達と学校に行く」という希望を失わないように。

でもある日、そんなことを知らなかった若い看護師の胸にキティちゃんの手鏡があった。
それを見つけた俊くんは「その鏡を見せて」と看護師から鏡を受け取った。
変わり果てた自分の顔。
シュンシュンの顔の奥にあったがんが肥大し、彼の目は斜視になり、自分の顔を鏡で正面から見ることは出来なくなっていました。
シュンシュンは、その現実を見つめた後に、看護師にこう語りました。
「もうすぐママが売店から僕のジュースを買って帰ってくるの。ママが帰って来たら、僕が鏡を見たのはママにナイショね」
借りた鏡を看護師に手渡した。
「どうして?」と問いかける看護師に「ママが悲しむから」と告げた。

シュンシュンの幼い心は、病気により研ぎ澄まされ、清く、すべてを達観した老賢人のように、鏡を大人たちが外したワケも、母が夕方に早々
と病室のカーテンを閉じ、窓ガラスが鏡の代わりになることを嫌った理由も一瞬に理解したのでしょう。

そしてすべては「シュンシュンが自分の顔を見ないようにするための行動だ」と、彼は悟ったに違いありません。
自分の顔が変わり果ててしまった絶望と恐怖よりも、その大人たちの優しい秘密を彼は守ろうとしたのです。
それがシュンシュンが「ママに僕が鏡を見たのはナイショね」と言った言葉に、すべて込められていました。

そのシュンシュンは、お母さんの腕の中で一人で旅立ちました。
彼は「僕ね、大人になりたいの。パパみたいに」という願いだけを頼り
に治療を受けていた。
苦しい吐息の中で。

彼の望みは、僕たちが何気なく生きている日常の「今日」を、ただ生きたかっただけ。
彼の話しは、僕たち大人たちに突きつけられる。
彼の生きたかった「今日」という夢の一日を「僕たち大人たちはしっかり味わって生きているのか?」ということを。
 

 

みか

 

 

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