いわゆる労働をしなくなって丸4年以上が経った。
それで生活の水準はどうかと言えば、
特に変わりはない。
この4年で変わったものは幸福感だ。
それまでは自分が幸福だと感じたことはあまりなかった。
世間から一歩離れたことで、見えてきたものがある。
多くの人々が仕事に追い回されている。
多くの人がお金を稼ぐためだけに仕事をしている。
そして多くの人は目的さえ考えず仕事をしている。
まるで仕事をしなければ死んでしまうとでも言うように。
動けなくなるまで働くという人は珍しくない。
そういう人は労働すること自体に価値を見出している。
政府からすれば
年金を払わなくて済むのでそういう人が増えるほどありがたい。
だから勤労は国民の義務だと言われる。
しかし、本当にそうなのだろうか?
私はそれは作為的に作られた道徳観だと考えている。
毎日仕事に行かなくても規則正しい生活は送れる。
地域貢献や社会活動もできるはずだ。
今の時代、人との交流はスマホ一つあれば誰とでもできる。
世間体や道徳に縛られず、
自分を欺かず、本当に有意義だと思える日々を送ることこそ
重要なのではないか。