今から考えてみれば網膜剥離の予兆はあった。
前から小さな黒い点がいくつか見えることがあった。
飛蚊症。
それが急に増えた。
そのは、
これも歳のせいでしかたがないなとあまり気にもしなかった。
この時に眼科へ行っていたとしても
網膜剥離だと診断されたかどうか怪しい。
東京に住む友人は、
突然光が見えたのだと言う。
病院へ行ったら、点眼薬をくれただけで様子を見るように
言われた。
それでも見え方がおかしいので
別の病院に行ったが、
そこでも同じ診断だった。
そのことをフェイスブックに書いたら
ある人がそれは網膜剥離だと言われ
別の病院へ行ってようやく網膜剥離だと診断された。
しかし手術は翌日。
光を見てから1週間後のことだった。
彼はそれから白内障、続いて緑内障と
1年のうちに3回手術を受けた。
そしてまだ後遺症はのこっていると言う。
私は手術から13日の今日、
目の中の水たまりは依然同じ大きさでゆらゆらしている。
たまに大きいのにくっついて小さい水たまりができたりする。
夜湯船に浸かっているとき、
まるでコーヒー豆のように二つに割れたこともある。
それは残っているガスで、1ヶ月くらいでなくなるらしい。
半分の視界はぼやけて歪んで見える。
飛蚊症のような黒い小さな点は無数に浮遊している、
という状態。
とても車を運転しようという気にはならない。
テレビもパソコンも見づらい。
これがどこまで改善されるだろうか。