POCOといえばXiaomiのRedmiシリーズのグローバル版という位置づけですがその圧倒的コスパでどんどん勢力を伸ばしているブランドです。

未だに恐るべきコスパを誇るPOCO F3が人気ですが対応バンドが狭く(プラチナバンドはソフトバンクのみ対応)使いにくいのが難点でした。

ところがPOCO M3 Pro 5Gくらいから対応バンドが拡大傾向に。

POCO F4 GTでもかなり広いバンドに対応しています。

更に日本の「技適」情報があり、日本版の発売も今後期待されます。

▲POCO F4 GTの実際の技適画面。

 

なおツイッターにPOCO Japanなるアカウントが発見され、POCOのグローバル公式がフォローしてる事から本物の確率が非常に高いです。

POCO F4 GTが直接日本に来るかは分かりませんが、F4シリーズから日本版も期待して良いかもしれません!

※6/23追記

本日POCO Japan様より正式に日本発売のアナウンスがありました!

同時展開が期待されたPOCO F4無印、X4 GTの発表はありませんでしたがPOCOが日本に上陸したことが非常に大きいと言えます。

今後の活躍も期待しております。

 

色々と初心者な自分なのでツッコミどころ満載かと思いますがご了承ください。

 

※6/23追記

同じoCを搭載したMotorola edge 30 proについての感想は↓より

けっこう比較してみてるんでご覧ください。

 

☆基本的なスペック

Redmi K50 Gamingのグローバル版

・外形

高さ:162.5 mm

幅:76.7. mm

厚さ:8.5 mm

重量:210 g

サイズ:6.67インチ

 

・ディスプレイ(AMOLED)、GorillaGlass Victus

解像度:2400 x 1,080(FHD+)、395ppi

アスペクト比:20:9

明るさ:HBM 800nits

リフレッシュレート:120 Hz

タッチサンプリングレート:480 Hz

表示色:10.7億色

 

・SoC:Snapdragon 8 Gen 1

・GPU:Adreno 730

 

・OS:Android 12(MIUI 13 for POCO)

 

・カメラ

📷リアカメラ

広角(メイン):6,400万画素(SONY IMX686)

超広角:800万画素

マクロ:200万画素

 

ビデオ録画性能:

3840×2160| 60fps

30fps1920×1080| 60fps

30fps1280×720| 30fps

スローモーションビデオ:

1920×1080| 120fps

1280×720| 960fps、240fps、120fps

 

📷フロントカメラ:2,000万画素(SONY IMX586)

 

・スピーカー:ステレオ(クアッドスピーカー)

イヤホンジャック無し(Type-C変換アダプタ付属

 

・メモリ+ストレージ

8GB + 128GB / 12GB + 256GB

LPDDR5 RAM + UFS3.1 ストレージ

 

・バッテリー:4700 mAh

充電速度:最大120Wの高速充電対応

 

・ポート:USB-TypeC

・生体認証:指紋/顔認証

・GPS対応

LiquidCoolテクノロジー3.0(冷却機構)

・Cyber​​Engine超広帯域X軸リニアモーター

・ポップアップトリガー(ゲームに便利な物理キー)

・デュアルSIM、マイクロSD非対応

・ワイヤレス接続

・対応バンド

 

☆antutuスコア

冷やしながらはチートなんですけど最大ポテンシャルを発揮する為には…

ということで、バッテリー項目からパフォーマンスモードにしてのantutu測定で約101万点を記録しました!

今まで71万点しか知らなかった男が一気に100万点の世界を知った瞬間でした!

 

非パフォーマンスモードでは約98.7万点。

こちらも冷やしながらなので高パフォーマンスを維持。

やはりこの暴れん坊SoCはいかに冷やすかが鍵となりそうです。

 

こちらはパフォーマンスモードで通常環境にて測定した結果。

温度は一気に12℃上昇、スコアも冷却しながらの非パフォーマンスモードを下回りました。

熱による影響が大きいことが分かりますがそれでも高スコアを記録しています。

☆ここが良い、微妙な一覧表

 LEDで発色が良い

 リフレッシュレート120Hz、タッチサンプリングレート480Hz

 GorillaGlass Victus採用

 最大120Wの急速充電

 Snapdragon 8 Gen 1がハイエンドチップ

 メモリ、ストレージ規格が最新

 幅広いバンド対応、VoLTEも

 日本向け技適あり

 ゲーミング向けとしてポップアップ式の物理キーがある

 クアッドスピーカー、Dolby Atmosで非常に音が良い

 指紋、顔認証は文句なしの精度

 ハイエンドSoCではコスパ抜群、最高構成でアーリーバード7万円

 

 カメラ性能はハイエンドではなくミドル向け

 充電は早いがバッテリー持ちは良くない

 日本版技適はあるがグローバル版なのでおサイフケータイ対応ではない

 イヤホンジャックはないがType-C変換コネクトが付属品として付く

 マイクロSD非対応

 スマホとしては大型なので重い

 ゲーミングモデルだけどゲーミングっぽさが弱い

 

× 冷却機構はあるが発熱が大きい

× 熱による性能低下も大きい

× 防塵、防水は期待できない 

☆ 〇△×詳細と解説

 LEDで発色が良い

この辺は特に問題なしのXiaomiクオリティ。

DisplayMate A +評価は伊達じゃないです。

 

 リフレッシュレート120Hz、タッチサンプリングレート480Hz

redmagicやブラックシャークの最新版はリフレッシュレートがもっと上です。

しかし値段の差を考えると仕方ないところですね。

 

 GorillaGlass Victus採用

2mの落下にも耐え、ひっかき傷の耐性もアップ。

大体ガラスフィルム貼るとは思いますし初期から貼ってありますが、基本防御力が高いです。

 

 最大120Wの急速充電

最速17分で充電完了する速度。

EUプラグの場合変換器が必要になりますが、それがあって良いくらいの強力な充電力。

付属のType-Cケーブルは特殊形状(L字)で持ちやすいです。

 

 Snapdragon 8 Gen 1がハイエンドチップ

クアルコム社の現状ハイエンドチップ。

色々問題はあるものの、最適化含めて使いこなせばやはり筆頭格です。

 

 メモリ、ストレージ規格が最新

LPDDR5 RAM、UFS3.1ストレージは非常に高速で2022年6月現在最高の組み合わせ。

出来ればRAM12GB+256GBの方を買うのをおススメします。

 

 幅広いバンド対応、VoLTEも

日本の各キャリアのプラチナバンドにしっかり対応。

ただしxiaomiのフラッグシップと比べると全体的にバンドは狭いです。

主に対応してないバンドとして42に対応してないのが残念。

これから拡大されるであろうバンド28対応は嬉しいところですが。

5Gの対応バンドももう一声欲しいところですね、特にドコモのn79。

VoLTEは問題なしです。

自分はahamo(SIM1)とLINEMO(SIM2)でテストしてます。

ahamoに関してはSIMカード挿入するだけでVoLTEに。

LINEMOはAPN設定が必要でしたが問題なくVoLTE化できました。

 

 日本向け技適あり

これが驚きの技適あり。(最初の方に技適情報は記載してます

最初にも触れましたが、POCO JAPANなるツイッター垢も作られてるようなので日本展開の可能性。

 

 ゲーミング向けとしてポップアップ式の物理キーがある

ゲームで便利な物理キー。

特にFPSプレイヤーには嬉しいポイント。

ゲームじゃなくてもカメラ等の機能を割り当てることも可能です。

押し心地も良くてけっこう便利。

 

▲ゲーミングらしく(?)カメラのサイドが通知等で光ります

 

 クアッドスピーカー、Dolby Atmosで非常に音が良い

Redmi K50 GamingではJBLの記載ありですがこちらは無し。

正直元が分からないので比較はできないが音は普通に良いです。

POCO F3と比べても雲泥の差。

▲物理キーを押す状態でもスピーカー穴を塞がない配慮もGOOD!

 

 指紋、顔認証は文句なしの精度

こちらも問題なし、精度も良くて早いです。

 

 ハイエンドSoCではコスパ抜群、最高構成でアーリーバード7万円

12GB+256GBが早速7万円で買えるコスパ。

今後世界情勢によっては円安が更に加速してスマホがどんどん値上がる可能性。

特にロシア情勢が今年の下半期から乗ってくるので各社値上げは避けらないですね…。

日本にとっては厳しい冬になるでしょう。

ただ、セールは散発的にやっておりアーリーバードを超える安さのセールも実施されてます。

 

 カメラ性能はハイエンドではなくミドル向け

リアはソニーのIMX686の64MP。

これは同じPOCOだとF2 PROと同じ。

約2年前と変わってないと考えるとカメラは大きく進化はしてないですが日常使いでは十分です。

他に超広角とマクロの3眼構成。

まぁカメラに力入れると値段がどんどん上がるんで、値段を上げずに良い画質を…となるとここらが限界なのでしょう。

フロントはソニーのIMX596の20MP。

▲日常的に使う分にはそんな悪いものとも思いませんが、最高級のハイエンド端末で撮影される写真の美しさとか夜景の美しさには遠く及ばないのはカメラ初心者の自分でも分かります。

でもまぁそこまでカメラにこだわりなければ普通に良いものと思えるかと。

 

暗い所でも撮影してみました。

光源はこれだけ。

シーリングライトのおやすみモード的なほのかな光。

昔で言う豆電球的な光のみで撮影してます。

 

▲上2枚はXperia5での撮影。

 

▲こちらはPOCO F4 GT。

明るさや輪郭という点ではPOCO F4 GTのがはっきりしてる感じですね。

ちなみに自分は眼を手術してるので非常に暗い状況だとほぼ見えない感じなのですがスマホを自分の眼にしたいと思ったくらいにはっきり見えてビックリしてますw

ただvivoやhonorといったカメラに強いメーカーと比べると確実に見劣りはします。

 

 充電は早いがバッテリー持ちは良くない

SoCがSnapdragon 8 Gen 1な上に高リフレッシュレートの画面に5G対応。

バッテリーの持ちは正直良いわけがありません。

その分を超高速充電でカバーする形なのでしっかり使う場合はモバイルバッテリーが必要になるかもです。

 

 日本版技適はあるがグローバル版なのでおサイフケータイ対応ではない

いずれ日本版が出る場合にはおサイフケータイ対応可能性はありますがまだ何ともです。

NFC自体は対応してるのでものによっては使用可能かもしれません。

 

 イヤホンジャックはないがType-C変換コネクトが付属品として付く

タイトル通りです、イヤホンを使いたい場合に使用しましょう。

 

 マイクロSD非対応

メインとして使いたい場合は256GBの使用を推奨します。

128GBだと何かと不足する可能性があります。

クラウドサービスを利用している人にとってはそもそもマイクロSDは不要なのでこの評価は人によって大きく変わるかもしれません。

自分はスマホの充電ポートを使用して外付けでSDカード使ったりアマゾン、グーグルのクラウドサービスを併用しています。

 

 スマホとしては大型なので重い

これは仕方ない部分ではありますが若干重たいです。

 

 ゲーミングモデルだけどゲーミングっぽさが弱い

ゲームターボは基本的に他にもあるシステムなのでゲーミング的な感じがするのは物理キーのみって感じがします。

そこは特化したレッドマジックやブラックシャークには及ばない部分ではありますけどね。

本当にゲームメインにするならファン付きの上記モデルが基本的におススメ。

いくら冷却機構が素晴らしくてもSD8g1はそれだけじゃ不十分ですから。

 

× 冷却機構はあるが発熱が大きい

× 熱による性能低下も大きい

どうしてもSnapdragon 8 Gen 1の発熱が大きいので重いゲームの長時間利用はおススメしません。

その場合はスマホクーラーを利用するなどして発熱を抑え込むのが必須になります。

冷却機構を活かしつつ外部的にも冷やすことで性能低下を防いで快適さを保つことですかね。

とはいえ日常使いではそれほど熱くなることはないですが真夏でのカメラ撮影ではオーバーヒートになる可能性もあるので注意が必要かと思われます。

※6/23追記

▲スマホクーラーを使わないとけっこうこれからの暑さはヤバいです。

 

▲エアコン環境ならばこんな空冷なんかも効果はありますよ、ダサイですが…w

 

× 防塵、防水は期待できない

明記されてませんのでほとんどないものとして使うのが良いかと思います。

  

☆ゲームチェック(ミリシタ)

以下、ゲームチェックは非パフォーマンスモードです。

antutuスコア計測でもMEMとUXの上昇はあってもCPU、GPU共に大きな変化は無いのでそのようなものとして扱います。

通常ライブは特に問題なし。

GPUも低いので余裕しゃくしゃくな感じがします。

39人ライブもほとんど差がないほど安定しているようです。

何よりスピーカーの音が普通に良いのでビックリします。

勿論高タッチサンプリングレートのおかげでノーツが抜けることもなく。

フィーリングが非常に良く、目に多少障害がある自分でも非常にやりやすかったです。

Xiaomi pad 5やPOCO F3にあるガクっとした感覚が非常に低減していて3Dモデリングキャラのジャギさもほぼ目立ちません。

▲瑞希ちゃんの美しい腰ライン!

 

ブラックシャーク製のスマホクーラーを使いながらだとほぼ発熱もせずに快適に遊ぶことができました!

☆原神

原神プレイヤーではないので触った程度です。

どんな機種も最早ベンチマーク的に使われる原神ですが自分も使わせていただきます。

そもそもプリインストールされてるし…w

画面はさすがにキレイで没入感ありますねぇ~

音も良いのですごく良い感触で遊べました!

ただ気になるのはやはり発熱ですね…

 

中画質モードでFPS60設定ではスマホクーラーがしっかり効いてて温度が低い状態であればFPS55~60を出してくれることが多く、エフェクトが多少出てもガクっとした感じは少なかったです。

この端末で普通に遊ぶなら中のFPS60設定が個人的におススメです。

ただ温度が上がってくるとFPSが下がってきますのでご注意を。

 

最高でのFPS60設定ではよほどコンディションが整わないとFPS60が出ることはほぼないと思います。

大体45~高くて50ちょい行けばいいくらいな感じ。

その下の高、FPS60の設定でも似た感じでした。

んで端末の温度ですがブラックシャーク製のスマホクーラーでも温度を下げ切らずカメラ付近がかなり熱くなる感じでした。

原神レベルだとスマホクーラー必須で使わないと多分端末死にます。

 

※情報をいただきましたが設定高い場合なのかどうかは分かりませんが50fps制限がかかっているという話もありましたので納得のいく結果となりました。

☆ウマ娘

レースは最高設定状態。

ウマ娘が基本30FPS動作なのでこれはそういうもんだと思ってください。

ダートよりも芝のが負荷が大きい感じなんですかねぇ。

結構スマホクーラー使ってても熱が気になる感じではありました。

ただxiaomi pad 5やPOCO F3だとキャラがかなりジャギってる感じがするんですがこちらに関しては非常に滑らかです。

GPU能力の高さを感じました。

その恩恵はライブなんかでも発揮されてます。

スピーカーの音が良いのでライブなんかは普通に眺めてるだけでも楽しめますね!

熱問題は原神ほどではありませんがスマホクーラーは基本装着推奨です。

まぁ今までSD855や870でもやってきましたが基本的にあちちな感じですからね~

 

滑らかなゴルシさんのご紹介で終了です

☆グラブル

グラブルは最高設定での動作でSnapdragon870の普通画質と良い勝負でした。

基本的にこういったゲームは古いのもあってantutu低い端末でも動かせます。

グラブルで最低限欲しいantutuスコアは30万点以上、推奨は50万以上。(遅いですけどぶっちゃけ10万点で動くゲームですからね

人が多いマルチでは70万点以上は欲しいところですがマルチに関しては回線速度やping値にもかなり左右されるので一概にantutuスコアだけではなんともです。

グラブルはけっこうやっててもほんのりあったかいくらいの温度でした。

マルチ連戦するともしかしたらあちあちになるかもですが一人で遊んでる分には特に困るような状況にはならないと思います。

 

※6/23追記

以下はフルオートでの検証です。

参考になれば幸いです。

☆まとめ

8GB+128GBで約6万円、12GB+256GBで7万円台ということで例えばXperia1 IVの19万円とかGalaxyのS22Uの18万円と比べると安いものの決してぽんと出せるお金ではないと思います。

特に色々問題の多いSnapdragon 8 gen 1という爆熱SoCなのでゲームするにはスマホクーラー使わないとそもそも厳しい状況にあります。

冬ならまだしもこのSoCが夏を経験するのはこれが初めてになります。

熱問題をある程度解決してるだろうと言われてる次期Snapdragon8+ gen 1を待つのもありだとは思いますがSoCそのものの値段が毎年二桁%高くなり続けている上に各種コストも高くなり続けてます。

こういったハイエンドなSoC端末を10万以内であと何年買えるのかなぁと多少寂しくは感じますね~

 

というわけで、熱をどう処理するかがこの端末の全てです。

ただそれはゲームのお話。

普通にツイッターをしたりブラウジングする程度でゲームのように爆熱することはありませんのでそこはご安心を。

 

あと一つ、公式が頂点をアピールするゲーミングな立ち位置ならアクセサリー含めてもうちょっとゲーミングっぽさを出してもらいたかったなぁと。

例えば公式のスマホクーラーを出すとかね。

ゲーミングスマホっぽい感じというイメージが正直あります。

そこはゲーミングに本当に本気なブラックシャークやレッドマジックと比べると差が出て当たり前とは言えるんですがね。

お値段を考えても仕方ないかもしれませんけど。

 

というわけで、お値段を考えると個人的には満足な1台となりました。

しばらくメイン機として使っていくことにします!