今朝は、イチローさんです。
NHKスペシャルが、イチローさんを追っかけていて、良く視ます。
誰もが認めるプロ中のプロ、“一流の人”です。
自己分析する姿が、冷静で、論理的で、時に熱く語ります。
礼儀正しく（堅苦しいくらい）、ことばを選び抜き、自己コントロールの利いた、誠実な人柄が伝わってきます。
一方で、内気な接し方をする傾向もあり、プレッシャーから解放され、愛犬と戯れている時の姿が、無邪気な子供のようで強く印象に残りました。
イチローさんはタイプ1だと、私は推定します。
タイプ1の愛称は「改革する人」（The Reformer）。
日本的な文脈でいうなら、”道を究める人”の呼び名がぴったりきます。
道なき道をゆく人のイメージ。
タイプ1は、「洗練された」自己イメージに同一化する傾向があります。
理想が高く、目標がはっきりし、自己コントロールに優れ、自分に厳しく、完璧主義者で、理想主義のタイプです。
求めるものは、一貫性と、改善。
判断に優れ、直情的です。
イチローさんは、自分が結果を出して、チームの勝利に貢献し、模範を示す。
メジャーで奮闘するイチローさんから想い描く、チームスピリットとリーダー像です。
イチローさんの特徴は、エネルギーのすべてが自分自身に向かっていること。
衰えてゆく身体と闘いながら、結果を冷静に分析し、徹底した自己管理と改善で理想のバッティングを追い求める姿には、鬼気迫るものがありました。
自分に正直で、我が道を行く姿勢が、並みいる大リーガーたちからリスペクトされる一方で、野球という集団競技の宿命でしょうか、“個人主義者の堅物”という批判もあるようです。
いわゆるエリート主義者の匂いがするのでしょう。
たしかにこのタイプには、人間味に欠ける傾向もあるようです。
自力で変化を引き起こすことを望みますし、他人からの影響を嫌う気質からきています。
強情で、短気で、時々、痛烈な皮肉をいう一面も。
形を変えた怒りの表現です。
人間・鈴木一朗の真価が問われるのは、引退してから。
第二の人生をいかに生きるか。
タイプ1の男性有名人では、王貞治、貴ノ花、いかりや長介、緒方拳、加藤剛、柳葉敏郎、小田和正、姜尚中、五木寛之さんらを私たちは想定します。
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