ご納車準備中のフェラーリ F355 スパイダーです。
塗装補修の作業と並行してエアバッグの対策と細かなリペアを行います。
コンソールをごっそり外すと
コンソールの真ん中にクラッシュセンサーユニットが御座います。
年式によって製造メーカーが違います。
XRになってからTRW製になっているのかと思ったら違いました。
奥が深い・・・ｗ
F355のエアバッグは中々厄介で診断出来る診断機が限られますので警告灯が点いた時の診断だけでも大変です。
まあ、着座センサーとかセンサーの接触不良とかでしょ？
なんて思いたくもなりますが、安易に考えていたらECUが内部ショートして眼の前でエアバッグが破裂すると言うレアな目に遭いましたｗ
古くなると思いもしないトラブルが起きる事も御座います。
診断して戴いた所、ECUが怪しいとの事でしたのでコネクターとユニットを外してエアバッグをキャンセル致しました。
出来る事なら純正の通り機能するようにしたいのですが、コントロールユニットは遠い昔に生産終了です。
少し前までは基盤が生きていたら現品修理出来ておりましたが現在はその部品すらなくなってしまい修理が出来なくなりました。
純正ステアリング、助手席のエアバッグももちろん欠品です。
なので、今出来る最善の対策は基盤ショートとか意味不明な理由でエアバッグが暴発し、事故してないのにエアバッグを失うリスクと走行中に暴発して余計な事故に繋がらないようにするのがベストだと思いますm(_ _)m
せっかくバラしたのでコンソール回りの部品を持ち帰って綺麗にしてから組み立てようと思います。
アクセルペダルのキックプレートはカーペットに靴が擦れてカーペットが傷まないようにする為の物なので靴跡が付いて当たり前なのですがｗ
磨いて綺麗に致しました！！
シフトゲートもピカピカです♪
マザーズポリッシュで磨き上げました！
お次はエアコンのコントロールパネルです。
間違えて北米仕様のパネルが貼られてしまっていたのでEU仕様に戻します。
摂氏と華氏で違いが御座います。
暑いか寒いかだけなので使用用途は全く変わりませんが、知ってしまうと夜も眠れなくまではならずとも気になりますｗ
古いパネルを剥がすと糊がべったり残っているので
全て除去して
綺麗にしてから貼り付けました。
一つ一つのパーツが綺麗になればなるほど組んだ時の雰囲気が違いますので出来るだけ頑張っています。
シフトゲートのガスケットがお約束に漏れずボロボロに崩壊していたので新しいパーツを発注致しました。
届きましたら組み立てに行って参ります。
お客様、宜しくお願い致します！！
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