1月の天体講座は「光害」についてだった。
国立天文台周波数資源保護室長の講演だった。天体観測に影響を与える光や電波とどのように共生していくかという視点の話だ。観測中に人工衛星が通過したり、電波望遠鏡に携帯の電波が入ったり、その状況を国際的に取り決める機関これから作っていくそうだ。街灯の光が稲の発育を遅れさせたり、体内時計に影響を与えたり、「光害」の範囲は広すぎる。
日本の7割の国土では天の川を見ることができないという。
1月1日に能登で地震が起きた。その時能登へ行ったことを思い出した。
大学の夏休みに5,6人で、早熟なI君のうちでお手伝いさんをしていたという方の実家に泊めてもらった。「御陣乗太鼓」を見に行くのが目的だった。実際、誰がいたのかはっきりしない。天の川を見た記憶だけは残っている。