セミリタイアに最適な場所④ | 不動産投資のメタ思考

不動産投資のメタ思考

首都圏を中心とした投資用不動産を所有する、都内在住の不動産投資家です。
不動産投資に関する諸々の考察を語っています。

セミリタイアの前提として、経済的自由の達成を以前のブログで挙げました。

 

経済的自由 = 不動産投資等により得られる月々の収入が、毎月の支出を継続的に上回っている状態で、大きく言うと、①月々の収入、②月々の支出という2つの要素がありました。

 

実はこの2つの要素には大きな違いがあります。

 

それは、月々の収入の発生場所を変えるのは大変だが、月々の支出の発生場所を変えるのはそこまで難しくないということです。

 

言い換えると、月々の収入は時間をかけて少しづつ積み上げていく必要があり、一旦積み上げてしまうと変更することはなかなか難しいのですが、月々の支出はある日いきなり大幅に変えられるということです(もちろん一定の制約はありますが)。

 

これはどういうことかというと、端的に言うと「引越し」です(国内、海外の両方を含む)。

 

なぜそんなことが可能かというと、不動産投資は管理会社さん等含め、さまざなま作業を外注するシステムが整っているので、いったんきちんとシステムを構築してしまえば、かなりの部分をリモートでコントロールすることが可能なためです。

 

資産をきちんと積み上げ、一定の収入の目途が立った後は、どこに住むかという選択にはだいぶ自由度があります(注1)。

 

この自由度を有効に活用し、生活コストの低い場所に生活拠点を移すことで経済的自由を達成、または強固なものにすることが出来るわけです。不動産投資ではありませんが、三菱サラリーマンさんもリタイアメント後、北海道に引っ越されています。

 

ポイントは、「月々の支出の発生場所を後から変えるのは難しくないが、月々の収入の発生場所を変えるのは大変なので、どの地域を対象として不動産投資を行うのかは、しっかりと考える必要がある」ということでしょう。

 

多くの方は、ご自分が現在生活している場所を中心として投資エリアを決定されているのでは無いでしょうか?

 

自分の属性、資産背景、投資方針や地域ごとの物件特性等に照らし、現在投資対象としている地域が、本当に自分にとってベストな場所であるのか、また、ある程度資産を積み上げた後の生活拠点の選択にはある程度の自由があるというような辺りも考慮に入れたうえで、改めてご検討されてはいかがでしょうか。

 

今回はここまでとします

 

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注1

別にリモートでの運営をあえてお薦めしているわけでもありませんので誤解無きようお願いいたします。金融機関との関係からも引っ越ししても問題がないとの前提です。また、引越しはご本人だけでなくご家族等にも影響がありますので、その辺りは当然人によります。

 

 


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