IN THE AIR TONIGHT / PHIL COLLINS
MIAMI VICE のサウンドトラックを語る上で、 "YOU BELONG TO THE CITY" と
同じぐらい重要な曲が、この PHIL COLLINS の "IN THE AIR TONIGHT" ですね。
MICHAEL MANN が
SONNY (DON JOHNSON) の苦悩や怒り、そして何より MICHAEL MANN の真骨頂
夜の描写を表現するために使った この深い歌詞が映像をより惹きたてています
Blu-ray で、何度も観直したりしますが、このシーンは何度観てもカッコいいなって
思います。
MIAMI VICE のサウンドトラックがリリースされたのは、1985年でドラマが爆発的な
人気になり、全米NO.1 になります
MICHAEL MANN が思い描く映像美のイメージを、サウンドトラックへの拘りで
音へのプロデュースでも、十分に発揮され、この "IN THE AIR TONIGHT" を使った
MICHAEL MANN のセンスが光ります。
当時のドラマで、ここまでの楽曲を使ったものがなかったので、MICHAEL MANN が
その走りになりました。
もともとは 1981年にリリースされた
PHIL COLLINS のデビューソロアルバム "FACE VALUE" からのリードシングル
"IN THE AIR TONIGHT" は HUGH PADGHAM との共同プロデュースで制作され
HUGH PADGHAM のエンジニアとしての音作りのアイデアが成功し、世界中で
大ヒットしました。
HUGH については、また書きますが、この二人の出会いが黄金時代を築きます。
この曲はクラシックロックの領域に入っていますが、ヨーロッパで爆発的にヒットし
その後何度も再ヒットするほどのロングセラーです。
ひたすら静かに・・・
そして
いかにも PHIL COLLINS だなってドラムが炸裂する
ホント痺れます(笑)
このPVは、複雑で深い歌詞を表現するために、練られたアイデアが曲のヒットと
共に認められ、グラミー賞の BEST VIDEO にノミネートされました。
■IN THE AIR TONIGHT
■I MISSED AGAIN
■IF LEAVING ME IS EASY
■THUNDER AND LIGHTING
4枚のシングルがリリースされ、アルバムは全米7位ながら、500万枚のヒット
僕は3枚目のシングルになった "IF LEAVING ME IS EASY" が、特別に好きで
今でもよく聴く曲ですが、この曲についてはまた書くつもりです。
アルバムで言えば
僕のテキサス時代に4枚目のアルバム "...BUT SERIOUSLY" が、世界中で爆発
していましたが、僕はこのデビューアルバムが一番好きです
マイアミバイスは、古い刑事ドラマですが、若い人たちにも是非観てもらいたい
なって思います。
今観ると、お粗末過ぎる銃撃シーンやアクションなどは、突っ込みどころが満載
ですが、当時はあれが最高だったんだなって実感します。
僕のオススメは MICHAEL MANN の映像とサウンドトラック
そして、多くのゲスト出演者 (ビックネームの連中たち) が、色々と出てきます。
それと、何と言っても
DON JOHNSON のファッションと、スーパーカー(表現が古い)が、見どころです。
正確に言えば
黒の FERRARI DAYTONA と 白の FERRARI TESTAROSSA です。
当時 MIAMI VICE の影響で、この車両が爆発的にアメリカで売れたようですね
まぁ マイアミバイスはアメリカらしくて、カッコいいドラマです
MY DREAM IS STILL ALIVE
ROUGH BOY