BROKEN WINGS / Mr. MISTER
Mr. MISTER と言えば、やっぱり RICHARD PAGE なのかなって思います
彼のクレジットは、KENNY LOGGINS や RICK SPRINGFIELD や R&B の
ミュージシャンやハードロックのバンドに至るまで、幅広く見つけることが
出来ます。
おもに KEYBORAD の STEVE GEORGE と組んでいた PAGES の二人で
バックコーラスとして、多くのミュージシャンのアルバムにクレジットされ
成功していた売れっ子スタジオミュージシャンでした。
満を持して PAGES の二人が結成した新しいバンドが Mr. MISTER です
リチャー・ペイジは BOBBY KIMBALL が、抜けてしまった絶頂時の TOTO
から LEAD VOCAL のオファーを受けましたが、そのオファーをを断って
Mr. MISTER を継続する判断をし、この "BROKEN WINGS" が収録された
2枚目のアルバム "WELCOME TO THE REAL WORLD" を1985年に
リリースし、アルバムを全米1位の大ヒットに導きました
ちなみに RICHARD は PETER CETERA が、抜けてしまった CHICAGO の
LEAD VOCAL としてのオファーも断っています。
このPVは RICHARD PAGE のカッコよさが、とにかく際立っていますよね
リードシングルにするには、地味だとレコード会社に反対されたのを押し切り
シングルカットしたこの "BROKEN WINDS" は 長い時間をかけ、最終的に
全米1位になり、世界中で大ヒットしました。
アメリカでは TINA TURNER のツアーオープニングアクトをやった影響もあり
じわじわと大ヒットにつながったようですね
■BROKEN WINGS ★
■KYRIE ★
■IS IT LOVE
■BLACK/WHITE
このアルバムからは4枚のシングルがリリースされ2曲★が、全米1位 の
大ヒットになりました。
長い時間をかけ、アルバムも全米1位のヒットになり、世界中でヒットする
ことになりました。
僕は映画 "AMERICAN ANTHEM" のサウンドトラックにも収録されていた
"RUN TO HER" が好きで、よく聴いていますが、このアルバムは RICHARD
PAGE とバンドの全てが集約された傑作だったなって思います。
Mr. MISTER はこのアルバムのみのヒットで、その後が続きませんでした。
ただ RICHARD PAGE はソロ活動したり、他のアーティストのプロデュース
などで、大物ミュージシャンたちと仕事をしています。
STEVE GEORGE は
何と言っても KENNY LOGGINS のバンドに参加し、KENNY との共同作業で
素晴らしい曲を書き、KENNY のライブ最強時代を支えたバンドの核として
活躍してくれました。
何度もライブで観に行ったことを思い出します
余談ですが
ギターの STEVE FARRIS は同じくスタジオミュージシャンとして成功していた
最中に、何と WHITESNAKE のツアーのギターリストとして抜擢されました
その当時のホワイトスネイクのツアーメンバーへの酷評と、何を血迷って
POP 畑の元 Mr. MISTER の STEVE FARRIS をギターにしてしまったのか・・・
DAVID COVERDELE への酷評はすざましいもので、ライブパフォーマンスも
バラバラ感満載で、お粗末極まりない暗黒時代としてファン失望させました・・・
STEVE FARRIS は好きでしたが、WHITESNAKE のオファーを、なぜ請けて
しまったのかと思います・・・
ドラマーの PAT MASTELOTTO はスーパードラマーで KING CRIMSON にも
参加するなど活躍しています。
最後に
この曲を RICK SPRINGFIELD が2005年にリリースしたカバーアルバム
"THE DAY AFTER YESTERDAY" でカバーしていて、これがまたカッコ
いいんです!
■BROKEN WINGS / RICK SPRINGFIELD
RICK SPRINGFIELD のことを書き出したら、止まらなくなるので、ここは
グッとこらえて次にします(笑)
MY DREAM IS STILL ALIVE
ROUGH BOY