上手に絶望するための「技術」 | 【オンライン専門】「生きづらさ」を変えるカウンセリング

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なぜ私はいつもこうなんだろう…そんな言葉にできない「生きづらさ」を抱えている人のためのブログです

 嫌なことがあって落ち込んだ時、すぐに立ち直る人とずーっと何週間も引きずる人っていますよね。こういうのって一見性格の違いかなって思うんですけど、どんなに前向きにポジティブに生きていても、人生って必ず嫌なことは一定確率で起こりますから、単に性格の違い、だけで片付けてはいけないことのような気がします。

 

 悪いことが起きて気持ちが沈んだり絶望したりすること自体は悪くないんです。それが人間の自然な心理ですからね。ただ、その状態からいかに健全に立ち直るかが大事なんだと思います。

 

 考えてみれば、ぼくたちは「落ち込まない人、へこたれない人」を賞賛しますが、本当に必要なのはそういう鉄のメンタルではなく、上手に落ち込む方法...言うなれば、うまく絶望する「技術」なんじゃないかなと思うんです。生まれついてのメンタルとか性格って言われたら、メンタルの弱い人はどうしようもないですから、一生ウジウジ過去を引きずるしか仕方がありません。でも「技術」だったら、どんな人でも習得できます。だからぼくたちは、鉄のメンタルを目指すよりも、上手に絶望する方法こそ知っておいた方がいいんじゃないでしょうか。

 

 じゃあその「技術」ってなんだ、ということですが、ぼくは過去の経験上、こういうことだと思っています。

 

 まず、落ち込む、凹む、絶望すること自体は仕方がないと思うこと。これは必須です。小さなことで悲しくなってしまう自分にまた嫌気がさすと、凹みの無限ループにはまるからです。人間、小さなっことでも大きなことでも、嫌なことがあったら悲しくなっていいんです。

 

 ただし、落ち込むのは明日までとか来週までとか期限を設けるといいでしょう。計画通りに立ち直れるかどうかはあまり考えなくていいので、とりあえず期限を決めましょう。そのときになってまだ立ち直れないなら、とりあえず延長もOKです。とにかく期限を決めるという行為が大切なので、カレンダーに印でもつけるといいかもしれません。

 

 そして、「苦しい時間は永久には続かない」と思うことも大切です。心の傷も、いずれ時間がたつと薄くなります。眠れない日が続くことがあっても、何年間も一睡もしてない、なんて人はいません。食事がのどを通らないことがあっても、何か月も絶食している人もいません。仮に傷が消えなくても、小さくはなります。だからまず「苦しい時間は永久には続かない」と、ときどき口に出して言うようにしてみてください。

 

 同じように「今は人生の冬至だ」と思うことも大切ですね。冬至は一年で一番夜が長い日。ということは、翌日からどんどん夜が短くなり、どんどん昼間が長くなっていくんです。つまり冬至は春に向かう最初の日。苦しいときはそういうふうに考えるようにしてみてください。

 

 とにかく気持ちが落ちているときは、最悪の事態した想像できなくなります。でも、そんなのはただの妄想です。悪いことが起きたんだから、同じ確率で良いことも起きます。そう信じてみてください。

 

 あと、精神的に苦しくなると、ゾワゾワしたり、心臓がキューっとなったりしますよね。まあこれは人によって場所や症状は違うんですが、そういう体の違和感を感じたら、そことコブシでトントン叩いてマッサージしてみてください。アホみたいな方法ですが、これが案外効きます。場合によっては落ち込みたくても落ち込めない、心配したくても心配できない、みたいな不思議な状態になります。

 

 人生晴れる日も雨の日もあるんだから、どんなに希望いっぱいに生きていても悪いことは起きます。それは人間の意思では選べません。でも、顔を上げて前を向くかどうかは自分の意思で決められます。めいっぱい泣いたら、涙を拭いて笑ってみましょう。

 

 

 

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