麻雀プロ団体日本一決定戦第一節 谷井茂文プロインタビュー | RMU公式ブログ

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麻雀プロ団体日本一決定戦1日目を終えた選手へインタビュー。今回は谷井茂文プロにお話を聞きました。



ーーーお疲れさまでした。まずは初日を終えての感想など聞かせてください。

「そうですね、緊張はまったくしませんでした。とにかく、『楽しかった』です。」

ーーー楽しかったですか? そういう感想は他の選手からはなかったので、ちょっと意外です(笑)

「いや、ほんとに楽しかったですよ。いつもと違う会場で、打つ相手がみんなトッププロで、最後まで楽しいなと思いながら麻雀を打ってました」

ーーー麻雀の内容としては、どうでしたか?

「内容としては、うーん(少し考えて)小さなミス、ミスと呼べるかわからないところの細かいところの選択で、悪いところがあればすぐに誰かにとがめられてしまう。トッププロばかりと戦う場での厳しさみたいのは感じました。自分なりには大きなミスはなく、小さい、細かいミスと呼べないものみたいなところを、周りがしっかり攻めて来るというか…。序盤の手順、それとリーチ判断も。周りが強いとミスが許されないので…。」

ーーー打っていて、印象に残っているライバル団体の選手はいました?

「前田さん(即答で! プロ連盟・前田直哉プロ)。前田さんはどっしり構えていて、ピンチのときとかあったと思うんだけど、そういうのを表情に出さないで、どっしり打ってたのが印象に残りました」

ーーーチーム戦ということで、いつもとの違いみたいなのは意識してましたか?

「ちょうどいまやっているオリンピックのチーム戦、体操のチーム戦みたいな。誰かに厳しい、苦しいときがあるなら、俺がやる! というのはありましたね。多井さんがああいう形で、もう本当にあり得ないような逆転負けがあって、じゃあ俺が叩けるところはちゃんと叩きにいかないとというか。実際にそれを見て、3戦目に自分は叩けて大きなトップが取れたし。いつもとの違い、チーム戦の戦い方は意識しますね。ただ、それでバランスや打ち方が変わるということはないです。あくまで意識の上、という程度です」

ーーー前田さんは本当に強かったですね。

「ちょっと通路で話をしたときに、『RMUリーグ見てますよ』って言ってたんだよね」

ーーーそうなんですか! さすが、研究してらっしゃるんですね…。まだ対抗戦は始まったばかりですが、これからの戦い方について何かあれば教えてください。

「そうだなあ…。まだ自分の試合は4分の1、全体では8分の1しか終わってないわけだからね。スコアを気にするのは早い。次の試合も楽しめると思うので、しっかり自分の麻雀を打てば結果はついてくると思ってます。多井さんがこのままマイナスをするわけがないと信じてるし、河野さんもプラスだったし、阿部さんも今日は苦しかったけど、必ず巻き返してくれる。先は長いからね…」

ーーーありがとうございました!



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開口一番に、「楽しかった」と話す谷井プロに著者は少し驚いたというか、気持ちの余裕があって臨めたんだな、という印象でした。普段から目先の結果ではなく、内容や過程を大切にしている谷井プロらしい言葉でもあったと思います。いつもRMUリーグで見せてくれるような、圧巻ともいえる親番での爆発、猛連荘を、この大一番でも期待しましょう!

(文責・聞き手 小林景悟)