今回は、生体異物のうち
殺虫剤(残留農薬)は
どのような負担があるのか
についてです。
閲覧ありがとうございます、
自然なくらし研究所の湯木です。
機能性医学から考える↓
生体異物の人体への負担が
どのようなものか
考えるときに、
規制はどのような基準でなされているのか?
について知っておくべきです。
特に残留農薬は、
その量をパーセンテージで表記されて
算出する場合に、大きく影響するからです。
殺虫剤(イミダクロプリド)については、
日本の基準より国際基準のほうが厳しいので、
たとえばブドウで3倍、
ブロッコリーで10倍、といった違いがあります。
国産のブロッコリーに、
慣行栽培の半分に減農薬と表記されていても、
国際基準で栽培されたほうが
残留農薬が少ないという状態になるわけです。
生体異物は脂肪に蓄積されます。
同時に、
血液や腸に生体異物が運ばれることは
容易でないと言えます。
人体に備わる解毒機能は、
生体異物に対処しますけれども、
その負担が大きすぎると
不調を引き起こします。
解毒で有名なのは、肝臓です。
そして、機能性医学が指摘するのは、
消化管にも解毒機能があるということです。
便(腸管)が主で、
尿、呼気から排出されるというわけです。
肝臓や腸に負担がかかった時の
一般的な初期症状として、
変性・退化(髪の毛、肌、爪、粘膜、生殖機能)、
慢性的な
疲労感、不眠症、気分障害、消化器症状、体重増加、頭痛があげられます。
機能性医学において、
解毒機能を担う調と肝臓に負担がかかり続けた時の
慢性化症状として、
頭痛、慢性疲労、気分障害、うつ、不眠症、不妊、性欲低下、ニオイに対する過敏症、認知機能障害、発達障害・遅延、筋衰弱、筋けいれん、筋脱力(筋骨格系異常)薬物やサプリメント・特定の食品や飲料に対する異常反応、麻酔投与後あるいは妊娠中の症状悪化、自律神経機能障害、慢性的な貧血、片側性の知覚障害、があげられます。
腸への影響という観点からは、
ミュータンス菌とカンジダ菌は相関性が高く、
前者の多いところで後者が増えやすいので、
口腔内環境(脱落して呑み込んでの再感染)が
原因で、解毒機能が低下すると言えます。
......次回に続きます。
↓クリックして詳細を確認してくださいませ