息もできない
今年最高の映画!!
かなり高評価の前評判を聞いて観に行っても、なおそれを上回るよさだった
「フィクションだが、感情には1%の嘘もない」と監督兼主演等のヤン・イクチュンが言っていたが、本当にそうなんだと思う
なんというか、「これはこうしたほうがエンターテイメントとしていいから」とか「ここは全くの空想だからよくわかんないからこんな感じで」のようなフィクションがぜんぜんなかった
本当に、この映画に魂を込めていて、自分を丸出しにして、もちろん損得も考えるんだろうけどまずは嘘をつかないことを真摯であることを重視しているように思えた
素晴らしい 私はとても好きです
そしてやっぱり、暴力は連鎖であり、連鎖させる本人が悪いんだろうがんばって断ち切れよという考え方もあるけど、やっぱりそれは制度がフォローしなければ解決しない問題なんだろうと思う
貧しさは全ての根源だし、貧しさはかなりの確率で暴力を呼び、それらは個人の気合や心がけでは解決しない
そしてありていに言えば、それは「社会問題」であり無視ができない
当座関係ないところで生活していると思われる人々も、本当のところは無視ができない
ヤン・イクチュンは、例えばこの時代はこういうことがあってこの時代の国民性が云々・・みたいな分析や資料集めはしてないんだと思う
ただ、自分の目で見たものを、自分の言葉で、昇華させて脚本にしたんだと思う
私は、そういうものが一番説得力があると思う
アホだと思われるかもしれないが、あけっぱなしが結局はいちばん矛盾がない近道だと思う
薔薇とサムライ/劇団☆新感線

3/27(土)ソワレに観に行ってます
わるくない
わるくないけど
もう食傷ぎみかな・・新感線・・
天海さんが女海賊で実はある国のお姫様で、古田新太さんが用心棒的な石川五右衛門で、最初は仲間っぽくて
途中で意図せず敵対することになって、でもやっぱり仲間で、最後はめでたしめでたし。
ぐわーーとセットが移動する舞台も、贅を尽くした(ようにみえる)衣装も、ぐるぐる変わるスクリーンのCG映像も、観てて楽しいんだけど、なんか、なんかなー
お芝居を観たというより、アミューズメントパークに行って来たっていうかんじ
観終わっても連れとあんまりお芝居の話しないし
あそこがああだったね!とか、あのときのあの役者さんがよかったね!とか、話の流れがどうだとか、そういう話にならない
いや、キライじゃないんですよ
だから毎回チケットとるし


