絵本「ゆうれいのまち」(恒川光太郎)
タイトルからして、ホラーの絵本だおと思う。
でも、何とも不思議な世界観。なんと表現したらよいだろう?絵はとても抽象的。
あらすじ
真夜中に、友達が窓をノックして、主人公の少年を起こす。
「ねえ、これから遊びに行こう。
今晩は、森の向こうに幽霊の町が現れるんだ。見に行こうよ!」
と誘われる。
少年は、友達と一緒に幽霊の町を見に行く・・・
幽霊の町には、幽霊がいて、少年たちは見つかって追いかけられる。
そして、少年は幽霊に捕まってしまう。
その後、女性の幽霊に、幽霊の子供として育てられる・・・
そして、時が流れ、少年は髭面のオッサンになる。
ある夜、また、窓を叩く音がして、友達が迎えに来ていた。
「ねえあそぼう。次の町に行こう」と・・・
家を抜け出すと、少年はまた子供になって、次の町へ行く・・・
感想
この絵本、最初から最後まで、意味がよくわからない。
夜中に友達が突然現れて、窓をノックするシーンも不自然だし、
その後「ゆうれいのまち」を見に行く理由もわからない。
子供の好奇心という可能性もあるが・・
「ゆうれいのまち」で幽霊に捕まり、少年は元の町に戻れなくなる。
そこは何となく理解できる。
だが、最後にまた友達に誘われてまた子供に戻って別の町でやり直すことなる。
結局、何をしたかったのかわからない。
多分、次の町で子供からやり直して大人になると、また友達に誘われて、
さらに次の町で子供としてやり直すのだろう・・・
おそらくこれが永遠と続く、無限ループのような話だと想像できる。
何かを象徴しているような気もするが、わからない。
作者さん情報「恒川光太郎」さん
"1973(昭和48)年、東京都生れ。2005(平成17)年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。2014年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。他の著作に『草祭』『真夜中のたずねびと』『滅びの園』『化物園』『箱庭の巡礼者たち』などがある。"
(引用 : 新潮社「恒川光太郎」)



