「ぼく、仮面ライダーになる!」シリーズのセイバー編。

実は、仮面ライダーセイバー時代を知らない。

ちょっと調べたら、2020年に放送されていた仮面ライダーだそうだ。

 

幼稚園のかんたろう君が段ボールで、チョキチョキとセイバーのブレードを作ったら、なんと本物の仮面ライダーセイバーに変身できて、幼稚園に現れた怪人をやっつけるというストーリー。

 

このシリーズ本の魅力は、仮面ライダーたちのリアルな絵と、揺れ動く少年の心をちょっと面白く描いているところかな。

色々なライダー編があり、それぞれ最後にかっこいい必殺技を繰り出して、怪人をやっつけるから、見ていて楽しい。

得に仮面ライダーファンなら楽しめるだろう。

 

残念なのは、初代ライダーの本はあるんだけど、V3がない点かな。

のぶみさん、是非、V3編も作ってくださーい!

 

12月に入り、クリスマスも段々近づいてくる。

私は忘年会も終了し、今年の大きなイベントは残すところ、クリスマスと仲間内での飲み会のみ。

このクリスマスシーズンの気持ちを盛り上げていくために手に取ってみた本。

 

まず、子供の絵がめちゃくちゃ可愛らしい。

表紙は、クリスマスツリーを飾り付ける子供達が描かれている。

一生懸命に集中して、黙々と飾りつけをする子供達の様子が、細かい線で描かれている。

口がなく、目が点で、目の位置が極端に顔の下側についている。

まるで人形のよう。

対して、大人はリアルに描かれているから、そのギャップも面白い。

 

ストーリーは短いんだけど、

クリスマスはプレゼントがあって、家族が集まって、友達が集まって、たくさんの愛に包まれる、いとおしい時間という話。

おばあさんが孫に話した「大人になればなるほど、この日の思い出は宝物になっていく」。

2025年のクリスマスもそんな日になればいいな。

 

アンパンマンのアニメシリーズの絵本。このアニメ絵本は相当数が出版されているが、そのうちの1つ。

「アンパンマンとクロワッサンおうじ」というタイトルで、主人公は、もちろんアンパンマンだろうが、「クロワッサンおうじ」という異色のキャラが大活躍するエピソードである。

 

今作は、クロワッサン星から、クロワッサン王子がやってくる。

このクロワッサン王子は、クロワッサン星の王の息子で、クロワッサン作りのトレーニング中。

残念ながら、クロワッサン作りの練習をさぼり気味のため、黒こげの不味いクロワッサンしか焼くことができない。

しかし、本人は美味しいクロワッサンを焼くことができると勘違いしている・・・

 

そんなクロワッサン王子が、アンパンマンの住む地球(?)にやってきて、いろいろとハプニングを起こす。

そして、バイキンマンに捕まりそうになるところをアンパンマンに助けられる。

だが、その直後に顔が欠けて力の出ないアンパンマンはバイキンマンに負けてしまう。

最後はいつもの流れで、あたらしい顔をバタコさんから届けられ、復活したアンパンマンがバイキンマンを成敗する。

 

本作の魅力は、個性的な「クロワッサン王子」のキャラクターだろう。

やなせたかしさんは朝ドラのイメージが強いのだが、このキャラクターを生む能力に秀でていた。

アニメを見ていると、クロワッサン星や王子は、時々出てくるんだけど、見るたびに「クロワッサン」を食べたくなるー!