「うんちしたのはだれよ!」(ヴェルナー・ホルツヴァルト文/ヴォルフ・エールブルック絵)

モグラ君が地面から顔を出したら、頭に何かが落ちてくるという事件が起こる・・・

そこから、モグラ君の犯人探しが始まるというストーリー。

タイトルからして、頭に落ちてきた『あれ』はあれしかないんだけどね。

 

あらすじ

ある日、モグラ君が地面から顔を出したら、事件が起こる。

なんと、頭にソーセージ上のうんちが落ちてきたのだった。

「なんてひどいことを!」とモグラ君。

ここから、うんちを頭に落とした犯人探しが始まる。

ハト、馬、ウサギ、ヤギ、牛、豚など、様々な動物に尋ね回るが、犯人にたどり着かない。

最後は、2匹のハエに頭のうんちの味見をしてもらい、犯人にたどり着く。

そこで、モグラ君がとった行動は、「うんちにはうんち」の仕返しだった!

 

感想

様々な動物の「うんち」の特徴が見事に描かれている作品。

うんちっていう下ネタを題材にしているんだけど、動物によって色も形状も弾力や臭いも違う。

それを物語の中にうまく取り入れている。とてもユニークで面白い絵本だった。

特に子供って、うんちが大好きだから、この本は子供たちに人気があるだろうな。なんて思った。

動物たちの脱糞のしぐさや、うんちに関するセリフ、大人が読んでも楽しめると思う。

 

本作は「うんち賞」でしょう。

 

作者さん情報「ヴェルナー・ホルツヴァルト」さん

"1947年ドイツのヴィネンデン生まれ。広告の世界でコピーライターおよびディレクターとして活動した後、1980年より雑誌記者としてボリビアに2年あまり滞在する。帰国して広告の仕事に戻り、仲間とともに広告代理店を設立。"

 

  (引用 : 絵本ナビ 「ヴェルナー・ホルツヴァルト」)

 

 

 

 

「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」

柴田ヨクサル作、月刊ヒーローズ連載の日本の漫画作品。私が見ているのはそれを原作としたライデンフィルムが制作したアニメ。

仮面ライダーに異常なまでの情熱を注ぐ中年男性・東島丹三郎が、実社会に溶け込み実在したショッカー戦闘員や怪人と戦う物語。

 

登場人物

東島 丹三郎(とうじま たんざぶろう)

 … 主人公。仮面ライダーに憧れ、子供のころから仮面ライダーになるため鍛錬し続けた中年男性。

 

岡田 ユリコ(おかだ ユリコ)

 … 国語高校教師。24歳。電波人間タックルに憧れ、衣装を揃え、タックル2号として戦いに備えるためジム通いを続ける。

 

島村 三葉(しまむら みつば)

 … ファミレス店長。仮面ライダーV3の大ファンだが、兄・一葉にV3を譲り、ライダーマンのマスクとカセットアームを付けて、合気道で戦う。

 

ユカリス

 … 三葉のファミレス店のウェイトレス。ショッカーの女戦闘員だが、愛の力により洗脳を解く。

 

島村 一葉(しまむら いちよう)

 … 三葉の兄。無職(?)。子供のころから仮面ライダーV3の大ファンで、コスチューム無しでV3になりきる強者。

 

第10話のあらすじ (ネタバレ)

正義の味方 仮面ライダーチームが、ショッカーと戦うための力を強化するため、格闘トーナメント大会を開いている。

今話は、「東島(仮面ライダー)」 VS 「岡田 (電波人間タックル)」が勝負をする。

 

東島はライダーパンチと、ライダーキックをひたすら繰り返し、岡田は「新電波投げ」に素早いパンチ・キックの応酬。

体力とパワーの東島に対して、スピードと技のキレ味の岡田の勝負といったところ。

両者の戦いは鬼気迫るものがあり、映像だけ見ていると負けた方は絶命してそう・・・

 

両者流血して、結構ダメージを食らいながら、最後は電波人間タックル(岡田ユリコ)が勝つ。

新電波投げをもろに食らい続けた東島は岩に頭をぶつけて気絶する・・・

 

次回は、決勝戦。岡田 (電波人間タックル) VS 三葉 (ライダーマン)の戦いとなる。

 

感想

なんちゃって仮面ライダーたちの迫力ある戦いは、見ていて感動もの。

でも、やっぱりショッカーの本物の怪人には勝てないと思ってしまう・・・

所詮、仮面ライダーチームは、ユカリス以外は生身の人間だから。いくら「ライダー愛」があるといっても根性論だよ(;^_^A

さて、この仮面ライダーチームの強化トーナメント大会も大詰めである。

この大会で、仮面ライダーチームのメンバーの魅力は存分に発揮できているから、彼らが実戦で十分に戦えることは分かった。

それに、それぞれの必殺技の強力さ・カッコよさも伝わってきた。

ただ、あくまで練習試合なんだよなー。

本番のショッカー怪人との戦いは、今シリーズのアニメで放送してくれるのか!?

 

 

 

 

 

 

「いちにちだじゃれ」(作 : ふくべ あきひろ、絵 : かわしま ななえ)

少年が「だじゃれ」にハマる。

様々なだじゃれを面白く描いた本。私も子供のころ好きだったなぁ・・・

 

あらすじ

だじゃれの魅力に魅了される主人公の少年。

だじゃれに関連した様々なモノに扮して、一日中ダジャレにつかる。

この本は、少年の頭の中を絵本にしている。

小学生のころ、誰もが一度は考えたようなダジャレがいくつも出てくる。

最後は、おかんに「いつまでやってるの!」って怒られる(笑)

 

感想

私も子供のころ「だじゃれ」って好きだったな。

『ねこがねころぶ』

『布団が吹っ飛んだ!』

『ハエがはえー!』

『イルカはいるか?』

超下らないダジャレのオンパレード。

よくこのネタで絵本を作ろうと思ったなぁ、と感心するレベル。

といっても、このネタの絵本と知って手に取った自分も同じレベルだが(笑)

最後まで読むと、「良くこの絵本を作ってくれた!」と感謝の気持ちになった。

 

「懐かしいダジャレ賞」を授けます。

 

作者さん情報「ふくべ あきひろ」さん

"1976年生まれ。兵庫県出身。京都大学卒業。 博報堂コピーライター。 テレビCMや新聞広告を手がけられる傍ら、絵本作家としても活動。 絵本の作品に『いちにちおもちゃ』、『いちにちぶんぼうぐ』(絵/かわしまななえ ともにPHP研究所)がある。"

 (引用元 : 絵本ナビ ふくべ あきひろ)