「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」

柴田ヨクサル作、月刊ヒーローズ連載の日本の漫画作品。私が見ているのはそれを原作としたライデンフィルムが制作したアニメ。

仮面ライダーに異常なまでの情熱を注ぐ中年男性・東島丹三郎が、実社会に溶け込み実在したショッカー戦闘員や怪人と戦う物語。怪人「蝙蝠男」とヤクザの中尾の舎弟3人が今回の主人公?アイドル推しという共通接点か!?

 

 

登場人物

東島 丹三郎(とうじま たんざぶろう)

 … 主人公。仮面ライダーに憧れ、子供のころから仮面ライダーになるため鍛錬し続けた中年男性。

 

中尾 八郎(なかお はちろう)

 … 武闘派ヤクザ。44歳。ショッカーに強く憧れ、蜘蛛男によって、ショッカーに改造される。

 

中尾の舎弟3人

 … 中尾八郎の舎弟たち三人。組にいた時から中尾を兄貴として慕っている。中尾の指令で、ショッカーのコスプレを着させられ、悪事を働いていた。

 

蝙蝠男 (こうもりおとこ)

 … ショッカーの怪人。非道で邪道な男。いわゆる、昔さながらの悪役を絵にかいたような容姿、且つ性格。しかし、怪人の姿に変身すると驚異的な力を発揮する。また蝙蝠のような羽をもち、自由に飛ぶことができる。


第17話のあらすじ (ネタバレ)

ヤクザの中尾八郎の舎弟である3人は、組を立て直すため、ガールズアイドルが多数出演する大型コンサートの警備アルバイトに参加することになる。
彼らは特に、3人組アイドル「コンバットガールズ」の熱狂的なファンであり、警備という立場ながら、間近で彼女たちを感じられるこの仕事に胸を躍らせていた。

しかし、最近のコンバットガールズには態度の悪い新任マネージャーが付き、舎弟たちはその横柄な振る舞いに強い違和感を覚える。
その正体は、実は人間に化けたショッカー怪人・蝙蝠男であった。

コンサート自体はファンの熱気に包まれ、無事に終了する。
舎弟3人も、警備の背中越しにコンバットガールズの存在を感じ、感無量のひとときを味わっていた。

ところが終演後、更衣室に現れたマネージャーは蝙蝠男へと変身し、ガールズアイドルたちを次々と襲撃する。
蝙蝠男に噛まれたアイドルは洗脳され、ショッカーの女戦闘員へと変貌。
さらに、洗脳されたアイドルが別のアイドルを襲い、被害が連鎖的に広がっていく。

悲鳴を聞きつけた舎弟3人は、コンバットガールズが襲われていると勘違いし、更衣室へ飛び込む。
しかし、そこにいたコンバットガールズはすでに洗脳されたショッカー女戦闘員であった。

舎弟たちは慌てて逃走し、自転車で必死に逃げ続けた末、中尾八郎のアパートへとたどり着く。
中尾の部屋に駆け込むが、追ってきたショッカー女戦闘員たちも部屋に侵入。
カップ麺を食べていた中尾八郎は、その異様な光景に心底驚かされる・・・

感想

本話は、蝙蝠男の変態ぶりが、しっかりまとめられた一話であった。

アイドルの人間たちへの影響力の大きさを理解した蝙蝠男は、コンバットガールズから次々とアイドルを洗脳していく。

そして、アイドルを利用して、世界中の人々をショッカーに洗脳し、操るという欲望を抱いている・・・

 

この怪人は人間はショッカーになることで幸福になると考えている。(なかなかの悪キャラぶりでよいおねがい)

だからすべての人類をショッカーにしようとしているようだ。

ショッカー女戦闘員になったアイドル達に囲まれ寝ている蝙蝠男の描写が、なんだか変態ハーレムプレーの様で笑えた爆  笑

 

本話の最後で、中尾(すでに洗脳解けたショッカー)のところに舎弟3人が、女戦闘員を引き連れて逃げ込んだ。

中尾の愕然とした表情が面白かったが、そこで終了→エンディングソング。

 

次回、ショッカー女戦闘員たちとショッカー・中尾八郎のバトルから開始するのかな?

ショッカー同士で戦うって滅茶苦茶じゃ・・どうなっちゃうんだろう!?

 

さて、今回は蝙蝠男の狙いがしっかりわかる話だった。そして中尾・ショッカー vs 蝙蝠男の手下が始まりそう・・・次回も見逃せない展開になってきた!

来週も「東島ちゃんライダー」見逃さないようにしたい。

 

 

「でんせつのチョコレート」(宮西達也) 

ノラネコが、伝説のチョコレートを求めてカカオの島へ旅に出る。

そして、伝説のチョコレートの材料のピンクに輝くカカオを見つけ、作った「伝説のチョコレート」にはすごいものが入っていた!

 

 

 

あらすじ

ノラネコが、バレンタインデーに酔っ払った人間から、とてもおいしいチョコレートをギリチョコとしてもらう。

これまでの人生で食べたことがないほどおいしかった、そのチョコの包み紙には・・・

『カカオの島の伝説のチョコの木から作ったチョコレート』と書かれていた。

 

それからノラネコは、「伝説のチョコレート」を求めて、カカオの島へ船で旅立つ。

カカオの島では、様々な嘘つきの動物たちに出会い、翻弄される。

 

しかし、同じく伝説のチョコレートを求めてやってきたメスネコの情報から、原材料のカカオの見つけ方を知る。

「ピンクムーンと呼ばれるピンク色の三日月の夜に、ピンクムーンが沈まないうちに、島で一番高い木の横にある、島で一番小さなカカオの木になっているポッドにさわること。それが伝説のチョコになる」という難解なものだった。

そして、その夜は、丁度ピンクムーンの三日月の夜であった。

 

ノラネコは紆余曲折しながら何とか、ピンクムーンが沈む前に原材料のカカオを見つけ出す。

そして、怪しくピンクに輝くカカオから、伝説のチョコレートを作って、島の嘘つき動物達にも振る舞う。

そのチョコを食べると、心の中に素敵なものが入る・・・

その効力で、嘘つき動物たちは、その日から嘘をつかなくなったそうな。

 

感想

この本の面白さは、チョコレートのことを何も知らないノラネコが、他の動物の嘘を信じて誤ったチョコレートの情報を信じてしまうところ。騙され方がかわいいw

 

例えば・・・

「木の葉がチョコレートになるんだよ!」

「カカオの実そのものがチョコレートで、ガブリッとかじったら美味しいよ!」

「カカオの実の中の種がチョコレートだよ。パクっと食べたら最高!」

など、小さい子供も信じるかどうかわからない嘘だった。

 

でも、最後に白いメスネコが親切にチョコレートの作り方を教えてくれる。

このチョコレートの作り方が、しっかりとしたレシピのようになっていて、①~⑩の10工程を丁寧に説明してくれいてる。

勉強になったので、この絵本から引用して載せておく。

①ポット(カカオの実)の中の白いわたで包まれた種を取る

②バナナの葉っぱをかけて、白いわたのまま発酵させる

③カカオ豆だけとって、お日様に当てて乾燥させる

④カカオ豆に熱を加えて、ローストする

⑤カカオ豆をカカオハスク(皮)とカカオニブ(中身)に分ける

⑥カカオニブをドロドロにすりつぶす

⑦砂糖を入れて、なめらかになるまで練り上げる

⑧ものすごーく滑らかになったら、パレットナイフを使ってもっと滑らかにする

⑨カタに入れて冷やす

⑩固まったら、カタから取り出してできあがり~

 

 

最後に、伝説のチョコレートの箱に書かれていた説明書きも良かった。

『伝説のチョコレート、素敵なものが入っています。それは、愛』

 

チョコレートで賞。

バレンタインも近し。チョコ好きはテンション上がるよね。

 

作者さん情報「みやにしたつや」さん

 

"1956年静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。「きょうはなんてうんがいいんだろう」(鈴木出版刊)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。「パパはウルトラセブン」(学研刊)などでけんぶち絵本の里大賞を受賞。「おとうさんはウルトラマン」(学研刊)などの作品がある。 「ティラノサウルス」シリーズ初の幼年童話!"

 

 (引用 : 絵本ナビ「宮西達也」)

 

 

 

 

「ちびちびパンダ」(宮西達也)

お友達のトンボに乗れる極小パンダ君のお話。

多分、身長1センチくらいかなぁ。本当に小さい。

 

 

あらすじ

「ちびちびパンダ」はすごく小さく、お友達はトンボ。

本棚の隙間やおもちゃ箱で暮らしているそうだ。

 

そんな「ちびちびパンダ」が、数々のピンチを危機一髪で乗り越えていく。

人間に踏まれそうになったり、ゴキブリ、犬、蛇に食べられそうになったり、風船から落下したり、人間に捕まりそうになったり・・・

最後は、友達のトンボ君に助けられ、何とか生還して、ハッピーエンド。

 

感想

この絵本は、昆虫のように小さく可愛らしいパンダが冒険をするという、なかなか独創的な内容だった。

 

あらすじにも書いたように、ちびちびパンダは様々なピンチを乗り越えていく。大げさにいうと、サバイバルストーリー。

絵はいつもの宮西達也さんらしいイラスト風。話も急展開の連続で楽しく読めました。

 

でも!脱出劇のオチは、もう少しひねりが欲しかったかな・・・

その辺りがちょっと残念。

この絵本作家は、いい本いっぱいあるから、次の本に期待する。

 

作者さん情報「みやにしたつや」さん

 

"1956年静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。「きょうはなんてうんがいいんだろう」(鈴木出版刊)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。「パパはウルトラセブン」(学研刊)などでけんぶち絵本の里大賞を受賞。「おとうさんはウルトラマン」(学研刊)などの作品がある。 「ティラノサウルス」シリーズ初の幼年童話!"

 

 (引用 : 絵本ナビ「宮西達也」)