こんにちは。京都の朗読家 馬場精子です。ブログにお越しくださいましてありがとうございます。
一昨日は、文化パルク城陽のスタジオで、6月の公演に向けて、関西フィルハーモニー管弦楽団にいらしたフルート奏者の虎谷朋子さんと合わせをいたしました。
馬場精子と虎谷朋子による
『朗読とフルートの出会い
—ことばと音色が紡ぐ いのちの物語—』
本番は、6月21日(日)です。
今日は、太宰治『きりぎりす』を中心に、打ち合わせと音合わせをいたしました。
『きりぎりす』は、女性の一人語りによる作品です。
夫を、無口で不器用で、純粋に絵に向き合う人だと信じていた女性。けれど、夫が世に認められていくにつれて、それまで見えなかったものが、少しずつ見えてきます。
何でもわかっている人だと思っていた夫が、実は何も見えていなかったのではないか。お金や出世に心を動かされる、ただの人だったのではないか。
その気づきは、怒りというより、心の奥が静かに冷えていくような失望として描かれています。
太宰治は男性でありながら、なぜこれほどまでに、女性の心の揺れや、静かに離れていく感覚を描くことができたのでしょう。読み返すたびに、あらためて考えさせられる作品です。
昨日は、その『きりぎりす』に、フルートの音色がどのように寄り添い、また、どのように距離を取るのか、ひとつひとつ確かめる時間となりました。
朗読だけで立ち上がる言葉の時間。
そこに音が重なることで生まれる余韻。
本番に向けて、丁寧に重ねてまいります。
稽古のあと、虎谷さんから、京都・八幡の「走井餅」の最中をいただきました。可愛いですね🕊️
私は、体にやさしいお味のお菓子をお持ちしました。こうした小さなやり取りにも、心がふっと和みます。
公演では、
宮沢賢治『やまなし』
太宰治『きりぎりす』
小川未明『野ばら』
ほか
をお届けする予定です。
お席は全席指定です。
良いお席は少しずつ埋まってまいりますので、ご予定いただけましたら、どうぞお早めにお申し込みくださいませ。
チケットのお申し込みはこちらです。
皆さまにお目にかかれますことを、心より楽しみにしております。
『朗読とフルートの出会い
—ことばと音色が紡ぐ いのちの物語—』
日時:2026年6月21日(日)
開場 13:30 / 開演 14:00
会場:文化パルク城陽 ふれあいホール(西館2階)
朗読:馬場精子
フルート:虎谷朋子
全席指定
一般 2,000円
高校生以下 500円
文化パルク友の会 1,800円
主催:(公財)城陽市民余暇活動センター
後援:城陽市・城陽市教育委員会
クリックいただけますと幸いです
馬場精子の朗読CD
『KO・TO・BA vol.1 〜宮沢賢治をよむ〜』
「やまなし」「注文の多い料理店」「よだかの星」
『KO・TO・BA vol.2〜セロ弾きのゴーシュ〜』







