こんにちは。京都の朗読家 馬場精子です。ブログにお越しくださいましてありがとうございます。
先日のプラネタリウム朗読会では、琵琶奏者・作曲家の塩高和之さんの楽曲の音源を使わせていただきました。
今回、音楽は全体に流したわけではありません。
音楽を説明的に流すのではなく、楽曲の持つ雰囲気、音色が物語の内容イメージとぴったりだと思うところに、ほんの少し。
『狢』の終わりには、あえて音楽を入れず、しんとした静けさを残しました。
一方、『雪女』や『耳なし芳一の話』では、塩高さんの琵琶の深い音色をところどころに。
塩高さんの音には、一音が鳴っただけで、その場の空気や気配を変える力があるように感じています。
たくさんの音を重ねなくても、一つの音から情景が立ち上がる。
そして、音が消えたあとの静けさまで深くなる。
朗読が音楽に寄りかかるのではなく、音楽もまた朗読を説明するものではなく。
それぞれがそこに在りながら、一つの空間をつくっていく。
だからこそ、必要なところにその一音を置ける。
それは、塩高さんの音色への信頼があってこそだと思っています。
今回あらためて、音の力、そして静けさの力を感じた舞台でもありました。
*写真は2017年にご一緒した時のもの
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