こんにちは。京都の朗読家 馬場精子です。ブログにお越しくださいましてありがとうございます。
先日、ご招待いただき、MIHO MUSEUMへ伺いました。
現在開催されている夏季特別展は
「虹色みぃつけた!
―大人も子どもも楽しめる体験型展覧会―」
夏休みということもあり、子どもたちも楽しみながら、美術や光の不思議に触れられる展覧会です。
まだまだ残暑の厳しい日でしたが、美術館へと向かう長いトンネルに入ると、空気がすっとひんやり。
外ではツクツクボウシに混じって、ヒグラシの声も聞こえてきました。
夏の終わりが、ほんの少し近づいてきているのでしょうか。
今回のテーマは「虹色」。
なかでも心惹かれたのが、貝殻の輝きを生かした「螺鈿」の美しい作品の数々でした。
あの繊細な輝きが、いったいどのように生み出されるのか。
実際に素材に触れながら知ることのできるコーナーもあり、作品を「見る」だけではわからないことを体験できたのも、とても興味深いものでした。
そして、虹色の光をまとった「銀化ガラス」。
以前にも拝見したことがありますが、何度見ても息を呑む美しさです。
(写真は撮影可能だった2024年の展覧会の時のもの)
長い時を経ることによって生まれたその輝き。
人の手だけではつくることのできない、時そのものが生み出した美しさのようにも感じます。
重要文化財「耀変天目」も、しばらくその場を離れがたいほどの美しさでした。
見る角度や光によって浮かび上がる輝きは、まるで器の中に小さな宇宙を閉じ込めたよう。
「錦のよう」と紹介されていましたが、その言葉にも頷きました。
会場には、子どもたちが楽しめるスタンプラリーも。
そのスタンプが、インクを使うものではなく「エンボッサー」なのです。
紙に凹凸で印を残すので、とてもおしゃれ。
インクを使わないという点でも、美術館にぴったりだなあと感心しました。
「虹色の秘密」を探る体験コーナーでは、三原色の光を組み合わせ、その前に立ってみると……
美術品を鑑賞するだけでなく、
貝の輝きに触れ、
光を重ね、
色が生まれる不思議を自分の目で確かめる。
大人もいつの間にか、子どものような気持ちになって楽しんでいました。
美術館を出れば、信楽の山々はまだ夏の緑。
けれど、ヒグラシの声には、ほんの少し季節の移ろいも感じられて。
美しいものを見て、光と色の不思議に触れた、夏のMIHO MUSEUMでの午後のひとときでした。
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