こんにちは。

 

さて、ノートの講座、セッションに

来てくださる方で

ときどきこんなふうにおっしゃる方がいます。

 

「わたし、言語化が苦手なんです」

 

「気持ちを言葉にできないんです」

 

「思ったことを相手にうまく伝えられなくて、

 いつも後から、こう言えば良かったって思うんです」

 

なるほど確かに、そもそもわたしたち日本人は

自分の意見を持つこと、

それを言葉にすることが苦手な人が多いと思います。

 

そして、誰かに何かを聞かれたら即座に

「立て板に水」状態で

意見をバッチリ言える方を見ると

いいな、すごいなと思いますよね。

 

では、苦手だとおっしゃる方とそうでない方とでは

いったい何が違うのか。

 

それは、自分の意見、考え、思い、気持ち、

それらを普段から言葉にして、

自分が聞いてあげているか、いないか。

 

その違いではないでしょうか。

 

 

例えば。

 

あなたが家族のことで何かパートナーに相談があるとします。

次の休みの旅行の計画かもしれないし、

最近仕事がしんどいことをただ聞いてほしいという状態かもしれません。

 

それで、パートナーに話そうとします。

あなた「今晩、少し話せる?」

パートナー「ああ、うん・・・」

 

パートナーは忙しいのか、

話し合いのテーブルになかなか着いてくれません。

 

これ、たのしい話だったらまだしも、

しんどいこと、辛いこと、変えたいと思っていることの相談だったりしたら

ちょっと、とても、キツくないですか?

 

 

逆に、パートナーがすぐに察してくれる場合はどうでしょう。

 

あなた「今晩、少し話せる?」

パートナー「あ、もしかして何かあった? 

 今晩早く帰れるようにするね。

 夕飯どこか外で食べながら、話そうか。聞くからね」

 

こんなふうに言ってくれたらどうですか?

それだけでもう、心がだいぶ軽くなりませんか?

 

つまりね、

話を聞いてほしい相手が

話し合いのテーブルに着いてもくれなかったら。

あるいは着いてはくれたとしても、

本気で聞く姿勢が見られなかったら。

わたしたちは話す気力がなくなっていく。

 

逆に、相手が積極的に聞く姿勢を見せてくれたら、

わたしたちは話す前からとても心強いし、

問題を解決できる気力が湧いてきませんか。

 

 

さて、パートナーを自分に置き替えてみるとどうでしょうか。

 

わたしの話を、わたしが聞く姿勢を

日頃から取っていますか?

 

こちらの記事でも書きましたが、

 

ノートを開いて、自分の気持ちや考えを

1日に5分でもいいから、書く時間を取る。

 

なんとなく感じたこと、考えていたことを

書くとなれば漠然とではあっても

「言葉」にする必要がありますから、

自然と言語化することになります。

「なんかイヤだった」みたいな抽象的な言葉でもOKですよ!

 

これを繰り返すことで、

自分の気持ちや考えと言葉が結びついていくんだと思うのです。

 

●気持ちや考えをしっかり感じて、捉える。

 

●ふさわしい言葉を探して、それを書き留める。

 

●書いたものを見て客観的に認識する。

 

●「そう感じていたんだね」「そんなふうに考えていたんだね」と認める。

  ☞否定も批判もせず、ただ受け容れて、OKを出す。

 

 

それがわたしの話をわたしが聞くということ。

傾聴するということです。

 

 

去年〜今年にかけて、

わたしの話を受け止めてくれた器=ノートたち。

 

 

パートナーの例えに戻ると、

もし相手がテーブルに着いて話を聞いてくれたとしても

こちらの話をすぐ否定したり、

遮って他の意見を言われたりすると

それもまた徐々にこちらの話す気力が削がれていきますよね。

 

 

わたしはわたしの話を

どんなものでも否定せず批判せず、

ただただ「そうなんだね」と聞いてあげようではありませんか。

 

全部に○をする。

 

だって、どんな感じ方も、考えも、

愛おしくて尊い、

唯一絶対のあなたの一部なのですから。

 

こちらも参考にされてみてくださいね。

 

 

さて、あなたはまだ「言語化が苦手」ですか?

 

論文を書くわけではありませんから、

立派な言葉はなくて大丈夫。

本音とか本心っていつも、シンプルです。

 

コピーライター養成講座に通っていたときに習ったんですが、

人に届くのは「小学校5年生が分かる言葉」だそうですよチョキ

 

言葉にするスピードも、ゆっくりで大丈夫です。

 

ただ、自分の話を聞くために

ノートを開く=テーブルに着いてあげてください。

言葉が出ることを辛抱づよく待ってあげてください。


本音を聞いてほしいわたし(=女性性)を

受け止める神パートナーもまたわたし(=男性性)。
 

そうするうちにだんだんと、

心とぴったりくる言葉が淀みなく出てくるようになります。

 

あなたがノートを開いて、聞く姿勢を見せ続けさえすれば。

 

自分とのコミュニケーションがそうやってスルスル円滑になっていくと

周りの人とのコミュニケーションにも反映されていきますよ。

 

そもそも自分に伝えられないことを他人に伝えようだなんて、

至難の業だと思いませんか?

 

逆も然り。

自分に本音を伝えることに慣れている人は

他人にもすんなり伝えられるし、

他人の話もほんとうの意味で聞けるようになります。

 

 

 

*   *   *

 

 

こうして日々、

自分の話を聞くことを積み重ねたら、

自分自身とのコミュニケーションの質が変わって、

周囲との人間関係が変わって、

人生が変わる。

 

「それでもやっぱり気持ちが書けません!」とか

「堂々巡りになっちゃいます〜」という方は

ノート講座に来てねー筋肉

 

全部、大丈夫です。

 

🍋グリーンのモレスキンに🍋グリーンの目の猫さんを貼りました。

猫さんは高知のpaper messageのカード。

 

 

今日はここまでにしますね。

読んでくださってありがとうございます!

 

 

 

 


 

 

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