1/ 27(日)
第4回大阪ヒーリングマーケット2日目。
2Days開催の有難い所は、準備が必要ないという事です。
なので今回の宿は神社参拝に合わせて会場から離れた所に取り、ゆっくりと参拝してからの会場入りです。
向かった神社はこちら。
大阪府堺市にある和泉国一宮『大鳥大社』です。
御祭神は、
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
大鳥連祖神(オオトリノムラジノオヤガミ)
です。
日本武尊は、大鳥と名の付く神社に祀られている事が多々あります。
それは、日本武尊の物語に由来しているのです。
西征して熊襲を平定し、東征して東国を平定するという長い旅を経た日本武尊は、岐阜県と滋賀県にまたがる伊吹山で病に倒れます。
そして、三重県の能褒野で薨去(こうきょ:皇族・三位以上の方が死亡すること)します。
遺体はその地に葬られますが、陵墓から魂が白鳥となって飛んでいき、大和国琴引原で留まり、
また飛び立って河内国古市に降り立ち、最後に和泉国大鳥の地に舞い降りたので、社を建てて祀りました。
これが大鳥神社の始まりと言われています。
※以前、伊勢に旅をした際に、能褒野の日本武尊の陵墓を訪れています。
ぜひ、こちらも合わせてお読みください。
本殿は大鳥造といい、妻切造・妻入社殿という、出雲大社造に次ぐ古形式を保っています。
もう一柱の御祭神である『大鳥連道祖神』とは、中臣氏(中臣鎌足や後の藤原氏)と同じく、天児屋根命(アメノコヤネノミコト)を祖神としているので、つまりは天児屋根命となります。
前日の1/26(土)の早朝に参拝した『石上神宮』も然りですが、この大鳥大社も政治的な要素により御祭神を変更させられたりという背景を持ちます。
元来祀っていた御祭神は大鳥連道祖神。
その後 先程の白鳥物語になぞらえ、長きにわたり日本武尊を祀るわけですが
そこに様々な政治の力が働き、祀る事が出来ない時代があるのです。
最終的に昭和36年。
再び日本武尊を御祭神として祀る事が出来るようになります。
かなり近年になって…ということですよね。
確かに政治と切り離せない神社仏閣ではありますが、本来護られるべき私たちの信仰の歴史でもあるのは事実です。
翻弄されるべき対象ではないはずの部分が、政治により侵食され、大元の部分が分からなくなってしまっては
私たち日本人にとっての大切な根っこを失いかねません。
ただ神社が好き。神様が好き。
ということだけではなく、こうした事実も知ることにより、本当の意味で神様や神社と繋がれると思います。
そもそも私たち日本人が大切に護ってきた文化と共にあるのが信仰なのです。
政治的背景も戦も含めての文化であり歴史ではありますが、時代という流れに身を任せ全てを仕方ないものとして捉えるのではなく、
しっかりと礎として担うべきものは護り残していく。
そんな風になれたら、素晴らしい未来への財産を残せるのではないかと思います。
神様からいただいた壮大なテーマの宿題を持ちながら出店した『大阪ヒーリングマーケット』最終日。
同じ様なテーマを伝えるべくお客様がいらっしゃったり…と、不思議な事もありました。
また、新たなご縁の深まりを感じる出来事もあり、『文化・学ぶ・育てる・拡がる』という光を浴びるイベントでありました。
2日間、御来場くださった皆様。
ご一緒に出店してくださった皆様。
主催の幸子さん、知叡さんを始めとしたスタッフの皆様、本当にありがとうございました❤
次回の大阪ヒーリングマーケットの開催は、3月16日(土)17日(日)です。
ぜひ、また会場でお会いしましょう!
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イベント終了後、翌日に仕事が入っていたため、今回もこのまま神奈川県へと帰る事になっていました。
出来るだけタイムロスを無くすために、大阪市内で食事を済ませて出発しようと、お店を探しました。
帰り道にもミラクルがいっぱい!
このお話はまた次の記事で。
ーその⑤に続く