『午前零時のサンドリヨン』 相沢沙呼著
2009/12/20(日) 23:52読了
【あらすじ】
ポチこと須川くんが、高校入学後に一目惚れしたクラスメイト。
不思議な雰囲気を持つ女の子・酉乃初は、実は凄腕のマジシャンだった。
放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』でマジックを披露する彼女は、須川くんたちが学校で巻き込まれた不思議な事件を、抜群のマジックテクニックを駆使して鮮やかに解決する。
それなのに、なぜか人間関係には臆病で、心を閉ざしがちな初。はたして、須川くんの恋の行方は―。
学園生活をセンシティブな筆致で描く、連作ミステリ。
全選考委員が「うまい」と評した第十九回鮎川哲也賞受賞作。
【感想】
高校生男子の語りにしては可愛らしい感じにちょっとびっくり。
草食系ってやつでしょうか。
対して女の子はみんな元気で須川くんを振り回します。
でも、一見肉食系に見える女子たちも様々な悩みを抱えています。
連作ミステリという形を取っていますが、前半に張られた伏線が後半に回収されたり、なかなか楽しませてもらいました。
ヒロインが高校生でありながら、マジシャンという設定も新鮮でした。
須川くんがなぜ「ポチ」と呼ばれているか最後まで明かされませんでしたし、続編を期待しています。




