本 『午前零時のサンドリヨン』 相沢沙呼著

 

2009/12/20(日) 23:52読了

 

 

 

【あらすじ】

ポチこと須川くんが、高校入学後に一目惚れしたクラスメイト。

不思議な雰囲気を持つ女の子・酉乃初は、実は凄腕のマジシャンだった。

放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』でマジックを披露する彼女は、須川くんたちが学校で巻き込まれた不思議な事件を、抜群のマジックテクニックを駆使して鮮やかに解決する。

それなのに、なぜか人間関係には臆病で、心を閉ざしがちな初。はたして、須川くんの恋の行方は―。

学園生活をセンシティブな筆致で描く、連作ミステリ。

全選考委員が「うまい」と評した第十九回鮎川哲也賞受賞作。

 

 

【感想】

高校生男子の語りにしては可愛らしい感じにちょっとびっくり。

草食系ってやつでしょうか。

対して女の子はみんな元気で須川くんを振り回します。

でも、一見肉食系に見える女子たちも様々な悩みを抱えています。

連作ミステリという形を取っていますが、前半に張られた伏線が後半に回収されたり、なかなか楽しませてもらいました。

ヒロインが高校生でありながら、マジシャンという設定も新鮮でした。

須川くんがなぜ「ポチ」と呼ばれているか最後まで明かされませんでしたし、続編を期待しています。

本 『球体の蛇』 道尾秀介著

 

2009/12/18(金) 13:00読了

 

 

 

【あらすじ】

1992年秋。17歳だった私・友彦は両親の離婚により、隣の橋塚家に居候していた。

主人の乙太郎さんと娘のナオ。

奥さんと姉娘サヨは7年前、キャンプ場の火事が原因で亡くなっていた。

どこか冷たくて強いサヨに私は小さい頃から憧れていた。

そして、彼女が死んだ本当の理由も、誰にも言えずに胸に仕舞い込んだままでいる。

乙太郎さんの手伝いとして白蟻駆除に行った屋敷で、私は死んだサヨによく似た女性に出会う。

彼女に強く惹かれた私は、夜ごとその屋敷の床下に潜り込み、老主人と彼女の情事を盗み聞きするようになるのだが…。

呑み込んだ嘘は、一生吐き出すことは出来ない―。

青春のきらめきと痛み、そして人生の光と陰をも浮き彫りにした、極上の物語。

 

 

【感想】

読んでいる間、『球体の蛇』という名のスノードームに入り込んでしまっている感覚でした。

 

この作品はノンミステリーということですが、ミステリー要素は多分に入っています。

登場人物たちがそれぞれに抱えている秘密と、誰かを思って吐いた嘘。

「優しい嘘」でも嘘は嘘。

思わぬ形で刃となり、相手を傷つけてしまうこともあります。

繰り返される嘘と真相の露見に翻弄されてしまいました。

一人称の作品なので、主人公以外の心情が語られることはありません。

一番辛かったのはナオではないかなぁと思ったり。

 

智子さんは私の中では麻生久美子さんのイメージです。

 

この作品のモチーフとなっている『星の王子さま』ですが、この名作中の名作を私は読んだことがありません。

中学生の時に読みかけて挫折した記憶が・・・。

今度ちゃんと読んでみようと思います。

本 『京都嵐山桜紋様の殺人』 柏木圭一郎著

 

2009/12/15(火) 13:02読了

 

 

 

【あらすじ】

満開の桜を水面に映す広沢池の畔で老夫婦が八重桜の枝に吊り下がる死体を発見。

著名な画家である植山小堂が何者かによって殺された。そして、警察の監視をくぐり抜け第二の殺人が―。

「芸術」と「ビジネス」、「伝統」と「革新」、相反する思惑が、さらなる凶行を呼び寄せる。

混迷を極める事件に名探偵・星井裕が立ち向かう!京都の魅力を満載した“新・旅情ミステリー”。

 

 

【感想】

それにしても、京都というところは素材の宝庫ですね。

京都を舞台にしたミステリー小説や刑事ドラマが星の数ほどあり、実際こんなに殺人事件が起こってたら京都の人はたまらないだろうなと思います。

それだけ日本人にとって京都は特別な場所なんでしょう。

私も京都は10数回訪れていますが、まだまだ行きたいところは尽きません。

 

ラストで星井さんは安芸の宮島取材に向かいました。

京都以外の仕事もちゃんとしてるのね。

宮島を舞台にしたスピンオフ・ミステリーをぜひ!と思ってしまいました(笑

本 『京都鴨川哀愁の殺人歌』 柏木圭一郎著

 

2009/12/13(日) 17:26読了

 

 

 

【あらすじ】

次期総理大臣の呼び声高い人気代議士の取材をすることになったカメラマン星井裕。

順調に進む中、代議士の親友が殺された。その親友のもとには、謎の絵手紙が届いていた。

そして告別式の翌日、もう一人の親友も死体で発見される。「さんしょ」の言葉を残して…。

 

 

【感想】

星井裕シリーズ3作目です。

シリーズの中では一番好きな作品です。

 

このシリーズはミステリーとしてよりも星井さんや健ちゃんと一緒に京都を歩いている感覚になれるところが好きで読んでます。

星井さんと美雪さん、早くより戻しちゃいなよとも思いつつ・・・。

本 『雪だるまの雪子ちゃん』 江國香織著

 

2009/12/12(土) 22:25読了

 

 

 

【あらすじ】

あいらしく、りりしい野生の雪だるまの女の子雪子ちゃんの毎日には生きることのよろこびがあふれています。

著者が長年あたためてきた初めての長編童話にオールカラーの銅版画を添えた宝物のような1冊。

 

 

【感想】

えーっと。

すみません。

何も文章が浮かんできません。

女性から絶大なる人気を誇る江國さんですが、私は苦手でした。

久しぶりに江國さんの本を手に取りましたが、やはり駄目でした。

私が女性らしくないということで。