今日、図書館で借りてきた本を読み始めたのですが、数頁読んたところで、「あ、この本Xさんが前に借りてる」と思いました。

Xさんとは本に特徴的なドッグイアを付ける人です。

栞紐が付いてない本だけでなく、栞紐が付いている本にもドッグイアを付けるんです。

私とXさんは読書傾向が似ているようで、これまでもしばしば「あ、またXさん」と思うことがありました。

本を借りているとドッグイアだけでなく、食べ物などの染みやタバコの臭いなど様々な汚れが付いていることがあります。

「みんなどんな状態で本読んでるの?」と思うほど。

本が好きでも本を丁寧に扱わない人もいるんですね。

自分の本ならお好きにどうぞですが、公共物なので大切に扱って欲しいなぁと思います。

本 『新参者』 東野圭吾著

 

 

 

【あらすじ】

日本橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。

「どうして、あんなにいい人が…」周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。

着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。

 

 

【感想】

現代のお江戸にもまだ人情は残ってます。

久しぶりに読んだ加賀刑事シリーズ。

加賀さんってこんなキャラだったっけ?と思いながら読みました。

殺人事件の捜査で聞き込みに回った先の人々のささやかな謎を加賀刑事が解きながら、殺人事件の被害者の人となりも浮かび上がってくる構成が好きです。

誰かが誰かの為にそっと心にしまっている秘密を加賀刑事がそっと掬い上げます。

中でも「陶器屋の嫁」とかいいですね。

本 『はむ・はたる』 西條奈加著

 

 

 

【あらすじ】

心に傷を負った若き侍と、江戸の下町でたくましく生きる孤児たちの、強い絆とままならぬ過去への思いを描く青春時代小説。

 

 

【感想】

『烏金』の続編に当たる連作短編集です。

『烏金』に登場した孤児たちがそれぞれの作品で語り手になっています。

「トミ」が「登美」になり、「サンジ」が「三治」になり、子供たちが人間らしい暮らしができるようになっていたことが、とても嬉しいです。

『烏金』で脇役だった長谷部家のみなさんが主要キャラとなり、放浪していた次男の柾が初登場して新たなストーリー展開となっていて楽しめました。

子供たちをビシビシ躾ける婆さまが素敵です。

お江戸にはやっぱり人情が似合います。

11月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4039ページ

聖徳太子の密使 聖徳太子の密使
読了日:11月30日 著者:平岩 弓枝
レモンタルト レモンタルト
読了日:11月28日 著者:長野 まゆみ
ねずみ石 ねずみ石
読了日:11月24日 著者:大崎 梢
フリーター、家を買う。 フリーター、家を買う。
読了日:11月21日 著者:有川 浩
晋平の矢立 晋平の矢立
読了日:11月20日 著者:山本一力
京都大文字送り火恩讐の殺意 (小学館文庫 か 10-1 名探偵・星井裕の事件簿) 京都大文字送り火恩讐の殺意 (小学館文庫 か 10-1 名探偵・星井裕の事件簿)
読了日:11月18日 著者:柏木 圭一郎
花と流れ星 花と流れ星
読了日:11月17日 著者:道尾 秀介
骸の爪 (幻冬舎文庫 み 11-3) 骸の爪 (幻冬舎文庫 み 11-3)
読了日:11月15日 著者:道尾 秀介
アシンメトリー アシンメトリー
読了日:11月14日 著者:飛鳥井 千砂
ガン病棟のピーターラビット (ポプラ文庫) ガン病棟のピーターラビット (ポプラ文庫)
読了日:11月13日 著者:中島 梓
まほろ駅前番外地 まほろ駅前番外地
読了日:11月11日 著者:三浦 しをん
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
読了日:11月09日 著者:三浦 しをん
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
読了日:11月07日 著者:石川 拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
龍神の雨 龍神の雨
読了日:11月04日 著者:道尾 秀介

読書メーター



ブログさぼりまくりです。

復活への取っ掛かりとしてまずは11月のまとめを。

日々読書はしています。

読書マラソンも20駅目に到達しました。

どうせなら楽しくやろうと思い、カラフルに路線図を塗っています。

ゴールは晩夏頃かなぁ。

本 『烏金』 西條奈加著

 

 

 

【あらすじ】

因業な金貸し婆・お吟のもとで押しかけ居候を始めた浅吉。

職がないという浅吉は、金貸し業の手伝いを申し出た。

浅吉は、新しい発想で次々と焦げ付いた借金をきれいにし、貧乏人たちを助けつつ利益を上げていく。
しかし浅吉には実は秘密の目的があり、大金を手に入れるために素性を偽ってお吟に近づいたのだった。
お吟はまるで烏(からす)のように、溜め込んだ金をどこかに隠している。
はたして浅吉は、大金をせしめることができるのか?
浅吉の相棒・烏の勘左も大活躍。
今までにない痛快時代エンターテインメント小説、誕生!!

 

 

【感想】

面白かったです。

この本って装丁で損している気がします。

失礼ながら、表紙を見てここまで面白いとは予想できませんでした。

 

江戸時代にちゃんとした数学の概念があることにびっくりしました。

よく考えれば橋や建築物を造るのに必要ですよね。

人が借金に嵌っていく様も現代と変わらないなぁ、と。

借金の取立てに行きながらちゃんと返済する術を伝授していく浅吉に胸がすきました。

策士が策に溺れて窮地に陥るわけですが。

貧乏武士、浮浪児たち、そしてお吟と浅吉とそれぞれに丸く納まりほっこり気分に。

お江戸には人情がよく似合います。