『ガン病棟のピーターラビット』 中島梓著
【あらすじ】
2007年11月、人気作家を再びガンが襲った。痛みに眠れぬ夜を過ごし、築地を見おろしてグルメを考察し、死を思い、生をふり返る日々。
もっと、もっと書こう。
一行でも多く―告知から手術、退院までをかろやかに綴って、毎日を生きる勇気にあふれるエッセイ25篇。
【感想】
あとがきの日付は2008年6月26日(木)です。
この日から1年を待たずに中島さんは逝去されました。
あとがきの中で膵臓ガンが肝臓に転移していたことを明かされています。
すごい人です。
自分の余命を理解しながら冷静に率直にご自身の心情を綴られています。
読みながら、生きることそしていずれ訪れる死のことについて考えさせられました。
中島さんにはグイン・サーガ、薫くんシリーズ、伊集院大介シリーズなどたくさんの作品で楽しませていただきました。
最後の最後にこのようなエッセイを読むことになるとは思いもよりませんでしたが。
感謝をしつつ、ご冥福を祈りたいと思います。




