1年前の写真をみて、あまりの違いにびっくりした。
顔の骨格がぜんぜん違う。娘から『幼さ』が抜けてしまった。
「高学年になると顔立ちが変わるからね、ぽちゃっとしたほっぺは、今だけなんだよー!」
そう言って、娘が低学年のころに先輩ママたちが娘のほっぺをツンツンしてくれていた。
本当に抜けてしまった。
娘は私とちがって、卵型の輪郭をしている。
「ほっぺにお肉がほしいんだよ」なんて、丸顔星人からすれば、イヤミか?と言いたくなることも言っていた。
写真を見比べてみると、たしかにそう言いたくなる気持ちもわかる。
どんどん娘がお姉さんになっていく。
それでも、前髪をピンでななめに留めるとちょっと幼い感じになる。
ついつい前髪をあげてくれ、と頼んでしまう。
母のリクエストなんて聞き入れるわけもないから、幼稚園年長~低学年あたり、娘の愛らしさがピークのだったころの写真をみては、ぽけ~っと見惚れてしまう。
幼稚園を卒園する直前の写真とか、同一人物なのかと思ってしまうほどかわいい。
遠い目をしてしまうのは、娘と私の仲が恐ろしいことになっているから。
先日、とうとう言ってしまった。
「反抗期が終わるまで、必要最低限以外の会話をやめようか」
100周くらい回って、いや、250歩くらい譲って想像するに、娘は学校でおきたストレス、算数の問題が解けないストレス、いつもみている番組がなかったストレス、生活上のイライラをすべて私にぶつけているんじゃないだろうか。
そうとしか思えない。
学校がらみの悩みごとはない、と言い切っているのは強がりだと思いたい。そうじゃなかったら、イチイチ腹がたつ言い方をしてくるのは、なんなんだ!
ガルルルル……と、唸っているのは私だけ。
登校する直前にギャーギャー親子ゲンカをしていても、娘は何事もなかったかのように学校から帰ってきて、必要最低限どころか、普通にあれこれ話している。
2021-01-15
娘があまりにも普通だから私もついつい普通にしゃべってしまい、いたって普通に過ごしている。
それでも今週は一ついいことがあった。娘がついに自分の部屋で眠れるようになった。
やったー!ついにこの時がきたかー!
娘の部屋は狭くてベッドが置けない。買った布団を使わず、無駄に収納スペースを取っていることにイラっとしていた1年弱。
ついに、ついに、私との大喧嘩をきっかけに一人で眠れるようになった。
残念ながら、3日後にはまた私の布団に帰ってきた。気分によって変えるらしい。
とりあえず、実績を作れただけでもよかったと思う。
娘の部屋には、こんな感じの夜に光るシールを貼っている。
光る星を見ながら眠る幸せを満喫しているらしい。
ちなみにこのシールは、私も実家で使っていた。
18歳くらいのときに江坂の東急ハンズで買ってきて、実家の部屋にせっせと貼ったから覚えている。
時間をかけて貼ったのに、私は自分がど近眼だったことを忘れていた(寝る前は裸眼で見えない)。
余談ついでながら、このシールを貼るのは時間がかかるから、あまりおすすめできない。
娘は1時間くらいかけて、大きな大きな天の川のようなものを作り上げていた。ランダムに貼っただけの私に対して、センスがいいのがちょっと悔しい。
娘と二人で車に乗っているときに、理科の授業、生命の誕生の単元の話になり、ついについに、恐れていた質問を受けました。ったくもう、事故るっちゅうねん。
どうやら学校では、かなりかなり深いところまで教えてくれるようですが、肝心な核心迫る部分には触れないようです。
その話をしっていて、なぜこっちを知らない―?みたいな。いやー、もう、必死でしたよ。
私が小中学生の教師だったらどう説明するか、と考えていたシミュレーションがちょっとは役に立ちました。
もうひたすら当たり前の話という感じで、淡々と、保健体育というより理科の授業っぽく説明しました。
娘は医学に興味津々なので、不妊治療の現場で行われていることもふまえて説明をすると、納得したようです。
といっても私も動揺していたので、妊娠だけじゃない子宮頸がんのリスクもあるんだ、という説明までしてしまいました。ああもう、なんで私は5年生の子にこんな話をしてるんだろうと思いつつ。
まあここまで話をしたので、これからは娘とどのタイミングで子宮頸がんの予防接種を受けるか、かかりつけの婦人科はどこにするか、を堂々と話し合おうと思います。
ああ疲れました。