週末は、育児とは関係がない、おばさんの日常生活をつづることにしようと思う。
今週、久しぶりに恋愛映画をみた。何年ぶりか思い出せない。
映画 『劇場』
あらすじ 夢を叶えることが、君を幸せにすることだと思ってた— 演劇を通して世界に立ち向かう永田と、彼を支えたいと願う沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った。
映画館とAmazonプライムで、同時上映された映画は日本初だという。
私は又吉さんの原作本を読んでいない。
恋愛小説はともかく、恋愛映画はそこまで興味がない。
私は井口さんの「大丈夫ですか?」というセリフだけを見届けたいだけ。
ということでAmazonプライムで視聴した。
そして観終わった今、映画館でみればよかったと後悔している。
映画館でエンドロールをみていたら、どんな気持ちになっていたんだろう。
主役の2人だけのシーンが多い映画だから、演劇の世界に疎い私でもハマりやすかったのかもしれない。
当初の目的はどこへやら、映画の世界にすぐ入り込んでしまった。
ちなみに恋愛映画だけど、安心安全仕様。
親子でみて気まずくなるシーンは皆無だったことを、主婦ブログだからこそ、最初にお伝えしておきたい。
この映画は、ダメ男を好きになった経験がある人なら、きっと胸をえぐられるような気持ちになると思う。
普段、自分の胸にふたをして鍵をかけたような想い出を引きずりだされて、感情をゆさぶられるような映画だった。
感動したかといわれると、正直そうでもない。
それでも、心から見てよかったと思っている。
娘が高校生くらいになったら、さりげなくすすめておきたい。
映画をみて、昔の自分をいたって冷静に振り返ることができた。
過去の自分を許すことができたような気がする。
『恋人は自分を映す鏡』
昔からある名言は、映画にでてくる2人にも当てはまると思う。
ダメ男の永田(山﨑賢人さん)だけが悪いわけではない。
永田の夢を応援することを、自分の生きがいにした沙希ちゃん(松岡茉優さん)も悪い。
共依存という一言でまとめてしまうのは、もったいないと感じてしまう。
映画の世界はまったく詳しくないけれど、とても丁寧に2人の心情を描かれていたシーンばかりだった。
それでも沙希ちゃん、7年は長いって。
映画をみてツッコミをいれたかったのはここだけ。
沙希ちゃんがこれから先もずっと、心身ともに元気でありますように。
という気持ちが、映画をみおわったあとに残った。
永田は勝手にしろ!(笑)
夫は娘に、精神的にも経済的も自立した女性になってほしいと願っている。
男の人に依存してしまうと、自分の人生を送ることができないからだと言っていた。
この映画をみて、ますます私もその意見に賛成したくなった。
いざというときに、自分の家族を守れる女性に育ってほしい。
公私ともに修羅場もくぐって、他人の優しさを知って、たくましい大人になってほしいと思う。
井口さんを目的にみていたはずなのに、いざ映画に井口さんが出てくると「わっ!出た!」みたいにオタオタしてしまいました。
井口さんが行定監督と一緒に出られたラジオで、「考えられないくらい、嗚咽して泣いちゃいました。主人公の永田と過去の自分を重ねてしまって」とおっしゃっていました。
井口さん、今からでも遅くありません、当時の彼女さんたちにSONY名義でお中元を贈ってもらいましょう!と、深夜にラジオを聴きながら思いました。
元彼女さんたちは、きっと今、幸せに過ごされていると思います。そんな気がします。
いや、そりゃそうでしょ(急に開き直り)。
だって元彼女さんたちなんて、言いたいけど言いたくない最強の自慢話を隠し持っているんですよ。内面からにじみ出ているであろうオーラで、きっといい運気を引き寄せられていると思います。