両親ともに近視だと、その子どもは(本人の素行に関係なく)視力が悪くなりやすいという。
覚悟はしていたものの、娘は目がどんどん悪くなっていく。
遺伝にくわえて、外遊びもしない子どもだから、もうどうしようもない。
諦めてはいるものの、コンタクトレンズを使う日は1日でもあとにしてやりたい。
お年頃の女の子が、メガネを嫌がるのは当然のこと。
中学に入ったら騒ぎ出すのが目に見えている。どうしたものか。
東京を離れることが決まりそうというタイミングで、私は娘に言った。
「寝ている間にコンタクトをつければ、起きているときはメガネなしでいけるものがあるんだって。それをやりたいなら、東京にいる間にいってね」
中学受験をやめることになり、経済的な面で気持ちが軽くなった私は、大盤振る舞いよろしく自由診療のオルソケラトロジーの話をした
「オルソケラトロジー」とは、近視・近視性乱視の方のための、手術のいらない視力矯正治療法です。
日本ではレーシックほど知られていませんが、アメリカやヨーロッパ、アジア諸国を中心に、世界各国で安全性・有効性が認められ、治療が行われています。
日本国内でも、2009年以降4製品が厚生労働省の承認を受け、徐々に広まってきました。2017年12月には、適応対象年齢が改訂になり、オルソケラトロジーレンズを子供にも処方できるようになりました。
その時は、コンタクトなんて怖いよとビビリ娘が言い、いったんはこの話を白紙にした。
新しい学校で、まわりのお友だちから「メガネがないほうがいいのに」と言ってもらったらしく、娘はオルソケラトロジーの話を思い出したらしい。
そんな矢先、学校で視力検査があり、さらに目が悪くなっていることがわかった。
処方箋をもらうために近所の眼科へいくと、この自粛期間中に相当進んでいたことが判明した。
たしかオルソケラトロジーは、あまりにも目が悪くなるとダメだったような。
あわてて東京で検討していた病院へ問い合わせると、今の娘はギリギリアウトかもしれないと言われた。
とにかく検査だけでも行ってみよう。
ダメだったら潔くメガネ生活でいてもらおうと思う。
夫と娘の特別給付金が、オルソケラトロジーに消えるか。
それとも私が勝手に生活費にまわしてしまうか。
あぶく銭を有効活用できますように。
↓↓後日談↓↓
自然災害はもう、ただただ胸が痛みます。ビートたけしさんのご意見に大賛成です。
本屋大賞にノミネートされているこちら、読み終わりました。
正直にいうと、途中で何度もリタイアしかけました。ネガティブな主人公って気が滅入ってきます。
私が読み続けたのは、本の帯にあったラストを知りたかったからです。
全部を読むと、素直に楽しい本だったなと思います。
娘がいつか読む気がするので、本棚に残しておきます。
体育の授業がある日は、必ずウレタン製マスクを持参していきます。
不織布のマスクは、さすがに限界らしいです。
ウレタンマスクって、ほんと、見るからにウイルスからは全然守ってくれそうにない(笑)マスクですが、体育の授業にはいいらしいですよ。