高学年になり委員会活動がはじまっている。
娘は3年生のころから、放送委員に入りたいと言っていた。
転校先の小学校にもあると思うよと言ったものの、前の小学校でやりたかったという娘の気持ちは理解できる。親の都合で娘を振り回したことは、やっぱり罪悪感が残っていた。
だから、新しい小学校で放送委員になれたと聞いた時はほっとした。
放送委員はどこの学校でも人気なのだろう。
じゃんけんを勝ち抜いて放送委員になれたことを、全身で喜びを表していたほど喜んでいた。
毎週、金曜日に当番があるらしい。
役割が複雑にわかれているらしく、今日は何をやるだの、次は何だの、気合が入りまくっている。
委員会は担当の先生が別にいらっしゃるとかで、転校生の娘にとっては、担任の先生以外で唯一知っている先生なのだと思う。
「お母さん、聞いてよ。今日はすごくビックリしたんだよ!」
真顔の娘から報告を受けた。
毎朝、校門に入ってすぐのところで検温がある。
最近、あちらこちらでも見かける、こんな感じのおでこにピッとする温度計。
こういうので先生が一人一人見ていると聞いた。
ピっと測って「はい、いいですよ」と、言ってみれば流れ作業のように、さくさく児童を通しているのだと思う。
ちなみに家庭でも登校前に毎朝測って、親が記入・サインをして、それを持たせて登校するのがルール。
この日は放送委員の先生が検温担当をされていたとかで、娘のおでこにピっとあてて
「えっ、、、」
と、ビックリされた声をだされて、固まってしまったらしい。
その時の娘は、もう心臓がバクバクして先生と同じように固まってしまったという。
娘の性格から察するに、固まっていたときの脳内はこんな感じだったと思う。
娘にとっては、ほんの数秒間が長い長い時間に感じたのだろう。
そして放送委員の先生が、
「はい、正常です」
と答えてくれたときは、心底ほっとしたと言っていた。
放送委員担当の先生は、あまりにもわかりやすい娘の態度に、マスクごしに爆笑したいのをこらえていたのではないかと思う。
娘はこういうドッキリに弱すぎる。
私たちがわざと娘を驚かせてしまうと、そのあとでマジギレしたりもするし面倒くさい。
夫と私は、娘がキレない程度のドッキリしかしかけられない(もちろん、やめない)。
話はこれですまなかった。
前回から間をあけること1週間。
まーったく同じことを、放送委員の先生にされたらしい。
そして私の予想通り、娘の態度もまったく同じだったらしい。
アホちゃうか!
話を聞いた時に、そう声に出したいのを必死でこらえた。
東京生まれ東京育ちの子に、大阪人のアホに含まれる愛情は伝わらない。
数えるほどしか関わっていないであろう児童の、しかも見た目がしっかり者に見えがちな子の本質というか性格を、ズバッと見抜かれた放送委員の先生はすごい。
いい先生に巡り合えたことが嬉しい。
おそらく私の予想では、3回目どころか4回目もくる。
3回目は、間をあけずにやって『わざと』娘を泳がされる気がする。
そして4回目。1か月も開ければ、また娘は忘れて同じ態度をとるだろう。
想像するだけでニヤニヤしてしまう。
振り返ってみると、2歳とか3歳のころから私が「あー!忘れ物したー!」と大声を出すと、過剰なまでに反応する子でした。「あー!」といっただけで、隣で一緒に「わー!」と叫び泣き出していたことを思い出しました。
数日前に、半徹夜みたいなことをしてしまったんです。
そこから身体のリズムが戻りません。こういうときに加齢を感じます。
今までは長時間ねむりつづけて、リズムを元にもどしていたのですが、それができなくなってしまいました。
睡眠不足で頭がフラフラしたまま生活するって、辛いですね。
週末はこの本を読む予定です。岡田健史くんが出る映画の原作本です。
岡田健史くん衝撃のデビュー作、中学聖日記からもうすぐ2年ですって。早いですねぇ。
当時も再放送中も大声で言いづらい感じですが、私はあのドラマが大好きです。
ドラマはドラマだと割り切るタイプの私は、誰の立場に感情移入したわけではなく、うひょひょ~~~的な興奮でした。ラストシーンがよかったです。
それでもやっぱり、私の中のドラマNo.1は空飛ぶ広報室です。