5年生になり家庭科の授業が本格的にスタートしている。
裁縫セットは学校斡旋のものをお願いした。
これは転校生の母、みんなが同じ気持ちだと思う。
持ち物がちがうという些細なことで、転校生だと区別してほしくない。
当の本人は図太い系だから、特に気にしていないようだけれど、母としては大多数派にいれておきたい。
ところで今どきの家庭科の教科書は、とってもわかりやすかった。
理解している立場からみれば、とてもわかりやすい説明だけれど、娘はちんぷんかんぷん。
学校で習ってきたはずの玉結びも、家だとさっぱりできない。
私は娘が小さかったころに、半分ボランティアとして、手芸(刺しゅうとか手縫い小物とか)を教えていた時期がある。
教えるといっても、ただの洋裁好きの素人主婦が教えられるレベルの内容。
区や民間が主催するイベントに呼んでもらったりしていた。
針仕事が苦手だと公言されている方の大半が、玉結びに対しての苦手意識をおもちだった。
玉結びは2つのやり方がある。
意外なほど2つ目は知られていない。
えらそうに言っている私も、知ったのは10年ほど前のこと。
教科書で習う王道ともいえる玉結びのやり方(↑)はこちら。
年齢問わずに苦手な方は苦手だと思う。
手芸講座のスタート直後から「やっぱりダメです、玉結びができません」と涙目になりそうになっている方には、違う方法でやりましょうといって、こちら(↓)を教えていた。
これは玉結びというより、玉止めみたいな感じ。
私もこっちの方法を教わってからは、玉結びは全部これ。
布地の厚さにあわせて、自分で針にまく回数をきっちり決められるところを気に入っている。
私がこの方法をお伝えした方は、全員がすぐマスターされていた。
あっという間にできるようになって、皆さんがご自身に驚かれて、自信をつけていらしたことを覚えている。
もちろん、主流の結び方のほうが色々と優れているのは承知しているけれど、万人ウケするのは後者だと思う。
個人的には、こちらが主流になればいいのにと思っている。
そんなわけで、教科書のやり方に四苦八苦していた娘にも、さっさとこっちを教えてしまった。
あっという間にマスターし、それはそれは嬉しそうにやっている。
学校の先生の教えに反しているから、決して人前でやらないことを約束させた(ビビリ母)。
私が洋裁全般にハマったのは、ここ10年くらいのこと。
それまでの私は本当にひどかった。
独身のころ~娘が生まれるまで、ボタンが取れた洋服は捨てていた。
そのくらい針と糸が大きらいだった。
玉結びがうまくできなかったから、それも面倒に思う理由の一つだったような気がする。
すべては教科書の玉結びのせいだということにしておこう。
刺し子で布巾を作ってきてくれるといいのいな、とひそかに期待しています。
娘の小学校は、男女とわずみんなこんな感じのシンプルなセットが基本みたいです。
小学校の裁縫セットって、けっこう長く持ち続けますよね。
私は昭和の子なので、ピンクッションの中には髪の毛が入ってました
初心者の方は、こういう本でみてやるより、動画を探したほうがきっとうまくいくと思います。
こういう親切極まりない本は、正真正銘ビギナーの方が使うと混乱する可能性が高いです。
少し慣れてから読むと、目からウロコ的な感動がたくさん詰まっているような気がします。
私の愛用品です。
洋裁界ではかなりメジャーな商品なので、手芸用品売り場にはたいていあります。
類似品もありますが、個人的にはこのピケが一番好きです。
ほつれそうな部分にちょんちょんとするだけで止まってくれます。洗濯してもオッケーです。
ストッキングが伝線したときも、けっこう止まってくれます。