相変わらず、娘の生活はチアが中心。
ここ最近、園児・小学生の習い事として『チア』の人気がどんどん上がっているらしく、娘の教室もどんどん人数が増えている。
ちなみにチアは、大きく2つに分かれている。
・チアリーディング→アクロバティックな技あり。組体操のすごいバージョン。
・チアダンス→ひたすら踊る。ラインダンスが入る。
ど素人の母が、競技会をはじめ習い事教室を見ているかぎり、人数が増えているのは圧倒的にチアダンスのほう。
簡単にはじめられて、練習もしやすいからかもしれない。映画やドラマで取り上げられた『チア』もチアダンスのほうだった。
娘がハマっているのもチアダンス。
人数が増えたことで、チームが再編成されることになった。
娘は悩んだ挙句、新設されるチームではなく現状維持を選んだ。
オーディションにも参加しなかったことは、私もちょっと意外だった。
新設されるほうは、テクニックに一定の基準がある。
コーチは、基準に達していないからオーディションを受けなかったと思われたのかもしれない。
「もうすぐクリアできるんだから、早くこっちに上がっておいで!」と激励の言葉をかけられていた。
新設されたほうは、在籍するみんなのあこがれチームになり、誰もがそちらを目指していると思われる中で、娘は現状維持を選んでいる。
娘はコーチに、ここに居たいと言い出せないらしい。
定期的にあるテクニックの確認テストみたいなときに、わざと失敗したほうがいいだろうかと悩みだした。
部外者の私は、ちょっとおもしろい。
チームが再編成され、一緒にやっていたお友だちが減った変わりに、フレッシュチームから上がってきた後輩ができた。
娘は今までのその他大勢のメンバーから、頼られる側の立場になった。
目立つポジションで踊ることは、喜びだけではないことがわかったらしい。
今までの自分は、前にいる〇〇ちゃんを目安に動いていた。
自分の目の前には誰もいない。
間違えてはいけない、という責任感が芽生えた。
そんな風に言っていた。
ぼんやりした娘の口から「責任感」なんて言葉が出るとは思わなかったから驚いている。
不思議なもので、家での練習量が2倍~3倍くらいになった。
絶対に練習を休みたくない、という意欲が出てきた。
自分が塾の都合で休むときは、私に練習をビデオに撮ってくるよう頼んでくる(めんどくさ!)。
上を目指して高いレベルで練習するからこそ、見える世界もある。
その世界はこれからの長い学生生活で、一度は見てきてほしい。
でも今は、自分が選んだ場所でできる精一杯のことをやってほしいと思う。

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文房具好きな娘が喜んでいるのが、シャーペン型の消しゴムです。
ピアノの楽譜など、小さなところを消すときに使っています。
世の中いろんなものがありますね。