
娘を連れてベビーカーで歩いていると、にっこり微笑んでくれる人が多い。
世の中こんなにも子ども好きな方が多かったとは知らなかった。
先日、心から嬉しいことがあった。
出かけた先にあった商店街を歩いていたら、お茶屋さんの店先にエプロンをつけた
60代くらいの店主さん(女性)が立ってニコニコしてこちらをみていた。
立ち止まってベビーカーの中にいる娘のホッペをつつき「こんにちは」とご挨拶。
店主さんがニコニコして娘を見てくださる。
「わーっ、可愛いあんよ」
素足の娘をすりすりさすってくださる。
娘の足はムチムチムッチー。
足首の輪ゴムはもちろんあるし、足全体が肉厚ときているから
いつも話しかけてくれた人との話題になる。
そうこうしていたら、店主さんにあやされた娘が笑い出した。
人見知りが終了し、昔のように笑顔をふりまくようになり一安心。
そのとき店主さんが「ごめんなさいね」といってエプロンで目をぬぐいはじめた。
驚いたことに涙をポロポロ流していらした。
「年をとると涙もろくってごめんなさいね」と笑って泣いてを繰り返される。
そんなことはおかまいなしに、キャッキャと笑い続ける娘。
「立ち止まってくれてありがとう。またこの道を通ってね。」
そんな風に言われるなんて、思いもしなかったから恐縮してしまう。
仕事中の夫に報告したところ「生まれてきてよかったね」とメールの返信がきた。
自分(娘)が存在しているというだけで、心から喜んでくれた他人がいる。
なんだか私まで胸が熱くなってしまった。
娘は決して赤ちゃん雑誌にモデルに出てくるような美少女タイプではないけれど、
口角をきゅっとあげて楽しそうに笑う姿を見ていると、嬉しい気持ちになる。
足だけでなく顔もぽっちゃぽちゃの娘。
顔のすべてが丸で構成されている娘は、写真のSassy サンシャイン・ミラーによく似ている。
ただ、ベビーカーで眠っている姿は二重あごがすさまじいことになっていて、
親の私たちでもイタダケナイと思っているほど。
天使の寝顔とはほど遠い姿。
娘のおかげで、一人出歩いていたら絶対に会話をしないであろう人たちと
世間話ができるようになった。
人付き合いを面倒だと感じる私を少し変えてくれたような気がする。
娘が大きくなったら、お礼を言わなくちゃ。


にほんブログ村 子育てスタイルに参加中♪
娘がまたしても成長期に入ったようです。
身長77cm、体重は‥‥‥。クチに出すのも怖い。ハイパーエルゴ、売ってないかなあ。