ストレスが腰痛の原因て言われてもピンとこないですよね~
先日の記事で、NHKの番組『ためしてガッテン!』で腰痛の原因のひとつはストレスであることが取り上げられたお話しをしました。
驚異の回復!腰の痛み(ためしてガッテン!2011年11月16日放送)
私の周囲でこの番組を見ていた人が何人かいたのですが、『腰痛の原因がストレスと言われてもピンとこない』と言っていました。
そりゃそうだと思います

番組のまとめ方が、いかにもすべての腰痛の原因がストレスだ!というような構成だったので、このような違和感を感じるのでしょう。
先日の記事でもお伝えしましたが、あくまでストレスは腰痛の原因のひとつであって、他にも様々な原因があります。
腰痛の原因は一人ひとりちがい、複合的な要因でおこっているというのが実際です。
細かく分類するときりがなく、一般の患者さんにはわかりづらいので、簡単に考えるために情報を整理しましょう。
腰痛の原因をものすごく大まかに分類すると、次のように4つ分けて考えることができます。(※わかりやすくするためと補足のため、前回の記事と違う分類にしてあります)
1.病気やケガなどが原因の腰痛(約15%)
2.主に腰の筋肉が原因の腰痛(約30%)
3.姿勢など、腰以外の筋肉や関節が影響している腰痛(約30%)
4.ストレスの関与が強い腰痛(約25%)
本当に原因が明確な腰痛は1の場合で、その割合は約15%。
2~4が原因の場合、一般的には原因不明に分類され、その割合はなんと85%!
ほとんどの腰痛は明確な原因がみつからず、原因不明に分類されてしまいます。
その中でとくに目立った異常などが見つからないにもかかわらず、鎮痛剤などの薬やマッサージ、鍼などの治療、リハビリトレーニングなど一般的な治療があまり効果がなく、長期間強い痛み症状を訴えるような場合にストレスの強い関与が疑われます。
少し詳しく説明していきます。
1.病気やケガなどが原因の腰痛(約15%)
腰痛は病気やケガが原因で起こる場合があります。
例えば有名なのは結石による腰痛です。つい最近も小沢一郎民主党元幹事長が尿管結石による腰痛で救急搬送されました。
その他骨折、悪性腫瘍、脊椎感染症、解離性大動脈瘤、強直性脊椎炎、馬尾症候群、腎臓結石・尿管結石、膵炎(すい炎)、婦人科系の病気などで腰痛が起こります。
これらが原因の場合は生命の危険が生じる場合がありますので、腰痛の治療より原因となる病気の治療を行なうことが大切です。
またヘルニアや脊柱管狭窄症など背骨の変形や異常による腰痛もここに分類されますが、本当にヘルニアや脊柱管狭窄などが原因の腰痛は、実は全体の1~5%程度です。
ヘルニアや脊柱管狭窄症などが見つかっても、多くの場合は腰の痛みとは関係ありませんし、手術の必要はありません。
2.主に腰の筋肉が原因の腰痛(約30%)
単純に腰の筋肉の疲労などで起こる腰痛です。
比較的症状が軽く、マッサージや鍼などの治療やストレッチなどで短期間で改善します。
3.姿勢など、腰以外の筋肉や関節が影響している腰痛(約30%)
悪い姿勢などで骨盤や背骨周囲の筋肉や関節のバランスが崩れ、腰に負担がかかっておこる腰痛です。
例えばハイヒールなど踵の高い靴を履いていると起こる腰痛や、膝などを痛めてかばって歩いていると腰が痛くなったりしますが、そういった腰痛などもここに分類されます。
また体幹深層筋(インナーマッスル)が弱くなって起こる腰痛や、動きのクセで腰に負担をかけてしまって起こる腰痛などもあります。
ここに分類される腰痛では、腰や周囲の筋肉のみならず、身体を動かすプログラムや、筋肉のオンオフのスイッチがおかしくなってしまっています。
つまり神経系、とくに身体の姿勢や動作をつかさどる運動神経系や神経-筋機能の異常がかかわってくるのです。
このような腰痛では、マッサージや鍼などの治療に加えて、筋力を回復したり、姿勢を改善したり、腰に負担のかからない動作を獲得したりするためのリハビリトレーニングが必須となります。
4.ストレスの関与が強い腰痛(約25%)
2や3の腰痛と同じような症状でも、一般的な治療やエクササイズをおこなっても長期間改善しなかったり、とくに目立った異常が見つからないにもかかわらず非常に強い腰の痛みを訴えたりする場合、ストレスが大きな原因になっている可能性が高いと考えられます。
このようなケースでは、腰痛が発症する前後に転職、転勤、結婚などの環境の変化や親しい人との離別があったり、職場や家庭環境による強い心身のストレスがあったり、痛み以外にも不眠などのストレス症状がみられたりすることがあります。
そうすると、強いストレスにより脳内ホルモン(セロトニン、ドーパミン、アドレナリンなど)のバランスが崩れ、痛みをやわらげる働きが弱くなり、ちょっとした痛みも強く感じてしまうようになります。
また自律神経のバランスが崩れ、血行が悪くなったり筋肉の緊張が強くなったりすることでいっそう痛みが悪化したり治りづらくなったりします。
ようするに『うつ症状』のひとつとして痛みが表れてくるのです。
ストレスを自覚している場合もあれば、本人はまったくストレスなど意識していなくても無意識下で非常にストレスを感じているため、身体の症状のひとつとして腰痛があらわれている場合があります。
このようなケースでは、患部の腰を治療することも大切ですが、それだけでは治療効果があらわれづらいことがあります。
腰の治療とあわせて、ストレスを緩和し、脳内ホルモンや自律神経のバランスを回復させる治療や生活習慣などを実践することがとても大切になります。
ストレスを緩和し、脳内ホルモンや自律神経のバランスを回復するためには、脳内ホルモンのひとつである『セロトニン』の分泌を増やすことです。
『セロトニン』の分泌を増やす方法は、次のようなものがあります。
①起きたらすぐに太陽の光を浴びること
②規則正しい睡眠リズムをつくること
③食事はバランスを考え、よく噛んで食べること
④ウォーキングなどのリズム運動をおこなうこと
⑤リラックスして、ゆっくりとした呼吸を意識すること
⑥何事も頑張りすぎず、適度な休息を心がけること
⑦家族との時間やスキンシップを大切にすること
①起きたらすぐに太陽の光を浴びること
セロトニンは、日中の明るい時間帯に多く分泌されるホルモンですが、その切り替えのスイッチとなるのが、朝、起床時の日光です。
②規則正しい睡眠リズムをつくること
セロトニンは、睡眠ホルモンであるメラトニンの材料にもなり、夜にはメラトニンが私たちを睡眠へといざないます。
明るくなったら起きて活動し、暗くなったら眠るというのは、生理学的にも理にかなっていることです。
③食事はバランスを考え、よく噛んで食べること
セロトニンの材料は、肉や魚、大豆などのたんぱく質を構成する「トリプトファン」というアミノ酸です。
私たちが体内では作ることのできない「必須アミノ酸」の1つで、食べ物から十分に摂取することがとても重要です。
セロトニンの材料は、肉や魚、大豆などのたんぱく質を構成する「トリプトファン」というアミノ酸です。
私たちが体内では作ることのできない「必須アミノ酸」の1つで、食べ物から十分に摂取することがとても重要です。
また、セロトニン合成のためには、ビタミンB6も必要不可欠。
まぐろ、かつおなどの赤身魚、レバーや肉類などは、一石二鳥のおすすめ食品といえます。
また、食べ物をよく噛むことで、次に説明する「リズム運動」に通じる効果があります。
④ウォーキングなどのリズム運動をおこなうこと
セロトニンはリズム運動を繰り返すことでその分泌量が多くなる特性を持っています。
意識的なリズム運動であれば何をしても良いのですが、身近で簡単なものを例に挙げますとガム噛み運動などもそうです。
他に腹式呼吸やウォーキング、自転車こぎ、水泳、エアロビクスなど、同じリズムでひたすら繰り返せるものであれば何でもOKです。
意識的なリズム運動であれば何をしても良いのですが、身近で簡単なものを例に挙げますとガム噛み運動などもそうです。
他に腹式呼吸やウォーキング、自転車こぎ、水泳、エアロビクスなど、同じリズムでひたすら繰り返せるものであれば何でもOKです。
⑤リラックスして、ゆっくりとした呼吸を意識すること
ウォーキングや自転車こぎなどの「リズム運動」のほか、リラックスしてへその下(丹田)を意識してゆっくり一定のリズムで呼吸する「丹田呼吸法」は、セロトニンの分泌を増加させるという報告があります。
⑥何事も頑張りすぎず、適度な休息を心がけること
慢性的なストレス状況は、神経の活動を抑え、セロトニンの分泌を減らしてしまいます。
何事も頑張り過ぎず、心と身体を休める時間を設けることが、セロトニンの合成効率を保つ鍵になりそうです。
⑦家族との時間やスキンシップを大切にすること
母親の癒し効果と同じく、家族や恋人、ペットとのスキンシップも、セロトニンの分泌を増加させます。
当スタジオでは、
2.主に腰の筋肉が原因の腰痛(約30%)
12月のゴルフトレーニングは9日と16日!カリキュラムがバージョンアップしました!
12月のゴルフトレーニングは以下のスケジュールで行ないます

◆12/9(金) 18:30~19:30
◆12/16(金) 18:30~19:30
【定員】 4名
【受講料】 3500円
11月からゴルフトレーニングのカリキュラムがバージョンアップしました

思い通りのスイングをするには、下記の10の動作がスムーズに行えるかどうかが関わってきます。
ゴルフトレーニングのクラスでは、これらの動きを改善するエクササイズを中心にレッスンします

1.骨盤の前後の動き
①足を肩幅程度に開き、膝と腰を少し曲げ、アドレスを取るような姿勢から両手を胸の前で組みます。
②上半身を動かさず、写真中央⇒右のように骨盤を前後に動かします。
★上半身の前傾角度や肩、頭の位置を保ったまま、骨盤をスムーズに前後に動かすことができれば

2.骨盤の回旋
①足を肩幅程度に開き、膝と腰を少し曲げ、アドレスを取るような姿勢から両手を胸の前で組みます。
②上半身を動かさず、写真中央⇒右のように骨盤だけを左右にひねります。ベルトのラインを前傾角度に対して水平に回す動きです。
★上半身の前傾角度や肩、頭の位置を保ったまま、骨盤をスムーズに左右にひねることができれば

3.胸郭の回旋
①足を肩幅程度に開き、膝と腰を少し曲げ、アドレスを取るような姿勢から両手を胸の前で組みます。
②下半身を動かさず、写真中央⇒右のように胸郭(肋骨から上)だけを左右にひねります。胸の中央を左右に向ける動きです。
★上半身の前傾角度や頭の位置を保ち、骨盤から下を動かさずに胸郭をスムーズに左右にひねることができれば

4.ディープスクワット
①足を肩幅程度に開き、棒やクラブ(またはロープやタオルでも可)を両手で持って頭の上にあて、肩とひじの角度が90度になるところを持ちます。(写真左から1番目と2番目)
②そのまま両手を上に伸ばし、踵をを上げないように膝を曲げてしゃがんでいきます。(写真左から3番目と4番目)
★踵が上がらずに、ももが水平より下まで下がれば

5.つま先タッチ
両足をそろえ、つま先を閉じて立ち、膝を曲げないように前屈します。
★膝が曲がらずに両手でつま先をタッチできれば

6.片足バランス
片足を90度上げ、目をつぶって立ちます。
★25秒ふらつかずに保てたら

※ケガをしないように広いところで行ってください。また内耳などに問題がある方はやらないでください。
7.肩関節の回旋
②肘を壁につけたまま、左右の手の甲を壁につけるように上げます。(写真左から2番目と3番目)
★両手の甲を壁につけられれば

8.肩甲骨や胸椎の柔軟性
①肩幅程度に足を開き、壁に背中をぴったりつけて立ちます。
②腰のあたりに少し壁とスキマができますが、そこにゴルフクラブを入れ、背中でクラブをホールドします。(写真左)
③腰のクラブを落とさないように(背中を反らさないように)しながら、肘をまっすぐ伸ばしたままゆっくり両手を上げていきます。
★クラブを落とさずに両手が鼻の角度(約120度程度)まで上がれば

9.座位で胸郭のひねり
①両足をそろえ、膝を閉じて椅子に座り、両手を胸の前に組みます。
②腰から下を動かさず、写真中央⇒右のように胸郭(肋骨から上)だけを左右にひねります。胸の中央を左右に向ける動きです。
★胸の面を、正面に対し左右に45度ひねることができれば

10.大殿筋の強さ
①仰向けで膝を立て、両足と両膝を閉じて踵をできるだけお尻に近づけます。両手は天井に向けて伸ばします。(写真上)
②そのままお尻を上げて体をまっすぐにします。(写真中央)
③お尻を上げたところから、片足をまっすぐに伸ばします。(写真下)
★この姿勢を10秒保てれば
左右それぞれ行ないます。
ゴルフトレーニングに参加を希望される方は 03-5561-3395 まで、お気軽にお問い合わせください

驚異の回復!腰の痛み ~ためしてガッテン!11月16日放送~
昨日放送された、NHK『ためしてガッテン』のテーマは腰痛でした。
驚異の回復!腰の痛み(ためしてガッテン!2011年11月16日放送)
内容はとても良かったのですが、専門家からみると片手落ちの部分
番組の主なポイントは
①腰痛=ヘルニアは間違いで、本当にヘルニアが原因のものは5%
②85%の腰痛は原因不明
③原因不明の腰痛のうち3割くらいはストレスが原因で、脳機能、とくに側坐核という
部分の機能低下により痛みが過剰に増幅している可能性がある
『腰痛=ヘルニアは間違い』という点を、NHKの番組ではっきり明言したことはとても意義のあることです。
また③の側坐核の機能低下により痛みが過剰に増幅しているというのは最新の情報で、大変参考になりました。当ブログでもたびたび記事にしていますが、
ストレス⇒セロトニン分泌低下⇒痛みのコントロール機能低下⇒腰痛の慢性化
というメカニズムに、この側坐核の機能低下も関係している可能性があると考えられます。
しかし原因不明とひとくくりにされてしまいましたが、その中には別の角度から見て明らかになっていることもあります。
ひとつは筋肉自体の問題と、もうひとつは骨盤や股関節を含めた運動機能の問題です。
筋肉自体の問題とは『トリガーポイントによる筋筋膜性疼痛症候群』で、筋肉の異常緊張(スパズム)により強い痛みが起こる症状です。
この症状にはマッサージや鍼灸などの治療が有効です。
骨盤や股関節を含めた運動機能の問題は、『脊柱の分節的安定性の低下』で、体幹深層筋の機能低下により腰を支える力が弱くなり、腰部の筋肉や関節に部分的に強い負荷がかかり、痛みを起こす症状です。
これには体幹深層筋のリハビリトレーニングが有効です。
原因不明というのは単一の原因が見つからないということであって、腰痛はこれら複合的な原因で起こっているというのが真実です。
そして、ストレスもそうですが、筋肉や運動機能の問題については、一般的な病院では問題にされないことがほとんどなのです。
腰痛は本当にケースバイケースなので、筋肉をゆるめるだけで治る場合も多いし、体幹深層筋の機能回復で治る場合もあります。
これらの治療アプローチが効果がなく、長期間痛みが改善されない場合にストレスに対するアプローチが必要になってくると思います。
番組の構成上しかたがないと思いますが、腰痛の原因がほとんどストレスに還元されてしまうような印象はよろしくないですね。
その他番組内で取り上げられた重要なポイントをまとめます。
◆ヘルニアを切除して、神経の圧迫が無くなったのに、痛みが消えない人。
さらに、ヘルニアがあるのに痛みがない人が続々とみつかりました。
つまり、「ヘルニアがある=痛い」とは限らず、今までの「ヘルニア犯人説」は
必ずしも当てはまらないことが、明らかになってきたんです。
◆ヘルニアは、白血球の一種「マクロファージ」が食べて、多くの場合消えてしまうことも判明。
とくにヘルニアが大きい場合に「マクロファージ」による作用が大きいとのことでした。
◆「ヘルニア手術」をした場合と、「手術以外の治療」をした場合を比較しても、
2~10年で患者の回復満足度に差がないことも明らかになってきました。
◆次のような症状がみられる場合は、神経の圧迫による麻痺症状が出ているので手術が必要。
◇足のしびれや麻痺が、ひどくなってきている。
◇転びやすくなった。
◇尿がしにくい、もれやすいなどの、排尿障害がある。
◆整形外科の紺野教授は、治療の決め手は「痛みの悪循環」を絶つことにあると考えています。
腰が痛い → 活動低下 → 家族・医師の不理解 → もっと痛い
こうした腰痛患者が陥りやすい一つ一つの要素がそれぞれ患者に大きなストレスとなり、
脳の鎮痛システムが働かなくなるので、痛みが増加しているというのです。
この連鎖を断ち切ることで、脳が正常にはたらき、痛みが治まるといいます。
◆誰にでもできる対策は・・・
鎮痛を司るとされる「側坐核(そくざかく)」は、快楽と強く関連する場所なので、
自分の好きな食べ物や音楽、においなどを積極的に取り入れることで、働きがよくなり、鎮痛作用が高まるとされています。
◆腰が痛いから、家に閉じこもって痛みに耐えるのではなく、できるかぎり自分の好きなことをしたり、
考えたりすることが、腰痛の治療になるという新常識です。
◆また、ストレスと腰痛の関係についてや、家で安静にしているよりも、ふだん通りの活動を続けるように
住民にメディアを通じて広報したオーストラリアのビクトリア州で、腰痛患者が減少した例も紹介しました。
腰痛は
1.筋肉自体の問題=トリガーポイントによる筋筋膜性疼痛症候群
2.骨盤や股関節を含めた運動機能の問題=体幹深層筋の機能低下
3.ストレスにより脳機能が低下し、痛みを過剰に増幅
などにより複合的に起こります。
当スタジオでは、これらを踏まえて総合的に腰痛を改善する治療を行なっています。
RE式腰痛改善プログラム
お気軽にご相談ください。















