昨日の鈴木選手と甲乙つけがたい出来を見せてくれた高橋大輔選手、
切れがありました!
さすがホームNHK杯。
日本人選手たちが頑張りました。
町田選手
3つのジャンプ、しっかりと決めてきました。
アメリカでの練習が上手くいっているのでしょうか。
全体的にとても安定した演技だったように思います。
それだけに、あの後半のスピン転倒は残念、というより
(ええ? なんで???)
といった感じでした。
本人も全体の出来が良かっただけに「馬鹿な失敗」と
悔んでいましたね。
せっかくいいイメージでSPを終えることが出来たので
明日のフリーも今日のように落ち着いてしっかりとエレメンツを決めてくれるよう祈っています。
小塚選手
やはりジャンプでちょっと苦しんでいるようですね。
調子がなかなか上がらないようで。
4回転を回避した冒頭の3フリップ、
せっかくレベルを落としたのだから加点のつくきれいなジャンプで降りてきて欲しかった。
けれど今の状態の中では手堅くまとめてきたと思います。
表現の部分は、彼ならもっと出来るんじゃないかな、と思いますので
今後の練習や調整でPCも伸ばしていってほしいです。
高橋選手とは大差をつけられてしまいましたが、こうなったらもう開き直って
フリーは強気で4回転を見せて欲しいと思います。
臨場感あふれるナウシカを期待しましょう。
高橋選手
ひとつひとつに切れがあった、今日の彼の演技。
バンクーバーシーズンからしばらく見ることのできなかった素晴らしい出来だったと思います。
彼の場合、4回転に苦しんでいるとはいっても
小塚選手とは違って他のジャンプは調子が上がっていました。
そのためこのショートでは大技を回避するという選択が、
この結果を生みましたね。
それもかなり予想以上の。
本人は「100%は出しきれていない」とコメントするものの
質の高いエレメンツと内からにじみ出る表現力がどちらも揃った圧巻の演技。
他を寄せ付けない独走状態でした。
浅田選手同様、スケーティングという基礎の見直しをはかっている今シーズン。
早くもその効果が表れたのでしょうか。
全体的に1段階レベルが上がったように感じます。
まずはジャンプの質。
彼のジャンプは悪くはないですけれど、「素晴らしいか?」とか、「魅力的か?」と問われると
「特に普通」という印象です。
この選手の持ち味はステップや抜きんでた表現力なので、
ジャンプにおいては、トップ選手の平均点あたりをキープしていれば問題ありませんけど。
(※平均点のなかには勿論4回転成功が含まれますが)
それが今日の演技では全てのジャンプに切れの良さを感じました。
特に降りた後の流れがとてもスムーズで、トリプルアクセルは飛距離も出ていて美しかった。
ランディングが滑らかで次の動きに移るのもとても自然でした。
次にスピン。
ちょっと取りこぼしもありましたが、回転が速くなっていて驚きました。
そのおかげで今までよりも演技が締まって見えます。
そして苦手意識があるスピンの演技をジャッジの目の間でするところは
さすが度胸があるというか、彼だから出来ることなのかもしれません。
こういったところが得点が伸びる要素となったのでしょう。
曲がかかって滑りだしたのを見て、
「あれ?滑りが変わった?」とすぐに思いました。
やはり基礎固めというのは大事なことだなと改めて感じました。
高橋選手の『ソチ』が見えた気がします。
明日は本人も少し苦手意識があるというフリー。
4回転があるのでどんな風になるのか予想がつきませんが
全力で頑張って欲しいです。
ファイナルはもう目の前です。