こんにちは。
まんまるコーチ
小川幸子です。
☆
２０代女性クライアント
Sさんの愛され姫物語、
前回の続きです。
〜 一番欲しかったもの 〜
セッションを重ねる度に、
自分の気持ちを整理できるようになった
Sさんにとって、
既婚者の彼の重要度は
どんどん下がっていきました。
反対に、
今まではSさんの中で、
深く関わらないようにしてきた
家族や、同性の友達に対して、
素直に弱みを出せるようになりました。
その結果、
今までは怖いと思って
避けていたお父さんが、
実はとても頼りになる人だったこと。
お母さんに弱みを出しても大丈夫で
しっかり受け止めてもらえること。
無意識にライバル視して
距離を取ってきた女友達が、
「困ったときはいつでも家に来て」
と親身に手を差し伸べてくれること。
Sさんにとってはビックリするような
そんな数々の出来事を通して
心の底から安心したことによって、
「自分にとって
本当に重要なのは
誰だったのか？」
が分かり始めていきました。
☆
「２３歳で実家を出てから、
お母さんに連絡するときは
いつも上手くいっていることだけ
話していました。
妹が問題を抱えていて、
家族全員が大変だったときも
”私には関係ない”と
見て見ぬフリをして
家族を無視して、距離を置いて
自分1人で生きようとしていました。」
そんな過去のSさんにとって、
パートナーに求めた一番大きな条件は
経済力でした。
Sさんが大好きだった昔の彼も
経済的にも理想通りだと思って
お付き合いに至ったそうです。
でも、
お金は全て出してくれたけれど、
毎日のように否定やダメ出しをされることや、
彼にプレゼントを買ってきても、
「元々自分のお金だし嬉しくない」
と言われたりしたこと、
一番辛かったのは、
彼の「一番好きなのはあなただ」
という言葉だけを信じて耐え続けていたのに
隠れて元彼女に会っていたこと・・・
人も自分も信じられなくなり
そこで失った自信を取り戻すかのように
今度は何でも聞いてくれる既婚者と
ワガママ放題のお付き合いをしてみたけれど、
Sさんが一番助けてほしくて
傍にいて欲しいときに
彼が優先するのはSさんではなく
『自分の立場や家庭』という現実に直面します。
ある日のセッションで、
私からSさんに、
「この言葉を言ってみてください」
と伝えました。
↓ ↓ ↓
「私を守ってください。」
そう口にした途端、
突然、
ポロポロと
涙が止まらなくなったSさん。
彼女が本当に言いたかったのは
この言葉で、
何よりもそれを無条件に喜んで
大切に受け入れてくれる相手が
Sさんが一番会いたかった人でした。
そして、
ちょうどその頃、
Sさんの人生に
今までは全く興味を感じなかった
新しい人が現れますが・・・
つづく・・・
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最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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